2021年2月25日木曜日

ウェルビーイング(Well-being)

 今、幸せの重要度が注目されています。幸せは単なるハピネスではなくウェルビーング、つまり元気に生きなければ満足は得られないと言われています。弊社も長らく「満足」をキーワードに経営理念を考えてきましたが、どうもそれだけでは人生が幸せではないと感じました。

いつも夜、TVで「小さな村 イタリア」の録画を長年にわたり観てきましたが、日本はイタリアの地方と比べて幸せ度が低いのではないかと感じています。本当の幸せは自己の満足ではなく、他人のために尽くすことで得られることをイタリアの人は示しているのです。

人のために尽くすためには自分自身も幸せでなければなりません。幸せになるためには家族を大事にしなければ自分の幸せも得られません。彼らはかつての日本のように兎に角、親の教えを尊重し、感謝し、忠実に守ります。その光景をTVで観ているだけの私たちも幸せに感じます。

ある方が、日本のGDPは客観的には先進国でも高いが、主体的ウェルビーングつまり個人的な幸せ度は世界的にも低下傾向であると話していました。 モノには不自由もなく、生活も便利になりましたが、人の心の内面は幸せ度が落ちてきているのではないでしょうか。

もっと我々は企業としても、すべてのステークホルダーの幸せを追求していくことが使命だと認識することが必要な時代だと考えます。コロナ禍を契機に、地に着いた本物の主体的ウェルビーイングの実現に邁進していければ幸いです。

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