2021年2月16日火曜日

30年ぶりの奇跡

1990年の株価が3万8千円をピークにバブル崩壊して以来、30年ぶりに日経平均株価が3万円台に戻ったことで少し市場関係者の中で話題となっています。私も当時のバブル経済の状況は今でも鮮明に覚えています。驚いたのは高価な高級外車に乗った若者が市中を運転していたり、一方、ゴルフ会員権はうなぎ上りで価格が上昇し、投資用のマンションや別荘が次々に全国的に販売されたり、値上がりを見込んだ資産を担保に市場に資金が供給される異常な状況でした。

こんな話をしても当時を知る人は既に現役を退いており、今や遠い時代の出来事で思い出せないほど歳月が経ちました。私自身は当時の日本経済の修羅場を経験してきましたので、振り返ると懐かしい限りです。ここで言いたかったのは、バブル崩壊後30年目にして漸く日本経済の復活への兆しが、コロナ禍において遠方に微かな明かりとして見えつつあるのではないかという事です。単なる外国人投資家の自由な資金遊びかもしれませんが・・・。

私はポジティブに物事をとらえるタイプなのですが、円高や大震災や今回のコロナに苦しめられた日本は長い年月で耐える底力を蓄えてきたので、過去のしがらみを捨てて日本人が変われば、イノベーションにより経済が新しい姿に生まることで成長の可能性もあると考えています。肝心なのは潜在的な成長力を見出し、そこに適正な投資をしていくことではないでしょうか。 不透明な時代だからこそ、自由に考えることでチャンスが生まれます。

 

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