2021年2月15日月曜日

具申

 「晩節を汚す」のは大変勿体ない事です。と言いましても、人間にとって「有終の美を飾る」ことも大変難しい生き方であります。「引き際が肝心」と言われますが、中々自分で地位を去る時期を決めることも難しく、いつまでも地位にしがみつく人も少なくないようです。

やはり年配者が組織の上に立つと若い人たちは遠慮してしまいがちです。つまり年配者が自分の考えに固執して、若い人たちから率直な意見を聴こうという姿勢が欠けているからだと思います。特に高齢化社会になった日本は、年配者の声が若い人たちの声より強いような気がします。

他人事ではなく私自身も気を付けなければならないと反省する次第です。日本人は先輩を尊ぶあまり、美徳なのですが遠慮して自分の意見をはっきり主張しない面があります。先輩のためにも後輩として主張すべきことは主張した方が良いと思います。他人から言われて初めて自分自身も気が付くものです。






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