2021年2月3日水曜日

奨学金

 昨夜、政府より緊急事態宣言のひと月延長が発令されました。新型コロナの感染拡大を防ぐために止むを得ない措置だと思いますが、サービス業全般に与える業績への影響はさらに深刻な事態となることが予想されるので他人事ではありません。

また、これまで働いてきた非正規労働者の皆さんや学生さんへ及ぼす影響も計り知れないくらいだと思われます。私自身も若い頃は勤労学生でしたので、アルバイトで生計を立てている学生さんの大変な生活状況も少しは理解できます。

一方、コロナ禍でも史上最高益を上げている企業も少なくありません。同じ世代の中で経済的な格差は広がるばかりなので、このような危機において格差を減らし、生活困窮者を救い、生活を支援することは行政の責任ではないかと考えます。

私事ですが、今回のコロナ禍に対して大学の学部内に奨学金を新設して学生を支援する業務に携わりましたが、面接を繰り返して、さらに論文で選考されて最終的に受給者として選ばれた学生さんは、驚いたことにそれほど生活苦と言えるレベルではありませんでした。

多くは学業の足しに折角の奨学金を使いたいと希望している生活も中流レベルの人たちでした。水面下で本当に苦しんでいる人にどれだけ国や大学の支援が行き届いているのか、残念ながら実態が把握できないもどかしさを感じた次第です。



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