2021年8月20日金曜日

百聞は一見に如かず

 20年間駐留を続けた米軍がアフガニスタンを撤退する予定ですが、既にタリバンが首都圏を制圧しつつあったことは現場で情報収集すればわかることですが、バイデン大統領は撤退を決断して準備を進めてしまいました。ベトナム戦争でも米政府は同じことを犯したのではないでしょうか。日本政府が仕掛けた太平洋戦争においても同様ですが、「机上の空論」という表現があります。つまり机上での一部の情報のみで戦略を判断することは極めて危険であるという事です。企業においても執拗に現場主義が唱えられるのは、現場に真実は隠れているからだと考えます。コロナ禍でテレワークが普通となり現場の把握も難しいですが、あらゆる通信手段によって現場の生の情報を集めることは大変重要です。リアルの現場では正にコロナ禍を避けながら現場の第一線で働いている人たちも多く、その方々のお蔭で生活経済が回っていることも理解し感謝しなければなりません。幾ら多くの情報を耳で聴いても実際に視覚で確認しなければ本当の真実はわからないものです。私自身の反省も含めて、リーダーはもっと現場に近い所で最新の情報を知る必要があります。

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