2021年10月11日月曜日

資本収益

 「コロナ後の世界と日本の経済について」という議論を夜聴きました。ピケティのRがGより収益が拡大し貧富の差が拡大しているので増税で配分が必要だという説。ビルゲイツは反対で、税収を増やしても政治家が無駄遣いをして効率的に貧困層に富が行き渡らないという考え。但し、一致しているのは資本収益が世界的にみても数倍以上増えているのに、日本の資本投資は伸び率も僅かで収益性が低いのが現実だという事です。

海外の企業の時価総額が伸びているのに日本企業は伸び悩んでいるのが現状です。日本株は海外投資家に依存しているのが本音で国内投資が少ないということです。日本には2千兆円の金融資産がありますが、半分は現金で資本投資に資金が回っていないようです。確かに投資すべき成長著しい日本企業が少ないことも現実ですが、海外の成長企業に日本人の金融資産が投資に向かっていないのも、資本収益のチャンスを見過ごしているのかもしれません。

人財も資金も海外と国内をもっと行き来することが重要な気がします。日本という閉ざされた中で議論をするのではなく、海外との交流をもっと昼夜問わず議論を増やしていくことが大切なのかなと考える次第です。コロナ後のオンラインの普及は絶好のビジネスチャンスだと捉えて、成功を掴む人が日本国内に益々増えることを期待しています。ビジネスの障壁でもある日本語の壁は近い将来崩れるとみており、翻訳技術の更なる進化が必ず到来するはずです。

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