2021年10月13日水曜日

サイエンスリテラシー

今の時代は様々な変化をもたらす転機だと思いますが、エネルギー政策においても国のサイエンスリテラシーに基づいた明確なビジョンがないのが現実ではないでしょうか。本日も専門家の話を聴きながら同感した次第です。

カーボンニュートラルへの削減目標の数字を掲げるだけでは何のトランジションとしての根拠も存在しません。まだEUはサイエンスリテラシーを重要視して物事を進めていますが、日本にはその点が不明確だと言わざるを得ないようです。

国民が納得するような根拠のあるエネルギー政策を国家ビジョンとして掲げてほしいと思う次第です。2050年という地球環境の予測もつかない中での目標設定は実現性が極めて不透明だと思います。

先ずは2030年に向けて脱炭素のために何をどうするのかを、国内でもっと議論して政治的に発信するべきだと考えます。自民党の総裁選挙においても次代の国のリーダーから未来のエネルギー政策一つでも、脱炭素化に対する考えにしても述べられなかったことは大変残念です。

資本主義の在り方から産業構造まで変えていかざるを得ない時代が今まさに到来しているのです。地球環境問題として捉えて国を越えた意見交換を場をつくる動きもあるようです。草の根の動きに期待したいと思います。

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