2021年10月20日水曜日

イントレプレナー

日本でもネットバブル時代にはアントレプレナーが脚光を浴びましたが、リーマンショック後には起業率も減り、現在に至っては上場しても急成長する企業は少なくなりました。アントレプレナーの弱点は資金なし、人材なし、市場なしと三重苦が当たり前で、それを突破し成長の道を駆け上ることは容易ではありません。

一方、イントレプレナーは新規ビジネスとして企業内で独立しますので、資金にも人材にも市場もありますのでハイリスクがなく圧倒的に有利です。日本の大企業がもっとイントレプレナーを育てて独立した事業体を多数設立していれば、現在のように他の先進国の後塵を拝することはなかったのではないでしょうか。

日本の大企業には寄らば大樹で就職した人が大多数なので、ハングリー精神や独立心そのものが存在しないように思われます。子会社や関連会社に人材を異動させますが、ほとんど社命によるもので、社内ベンチャーを起こす人など皆無に近いのが現実です。突破口としてはイントレプレナーを外部人材も絡めて中小企業で育てることだと思います。

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