2021年11月18日木曜日

道州制

コロナ前の2019年にある団体で北欧を訪ねました。目的はDXの調査でしたが、当時は日本でDXという言葉はほとんど聴かれませんでした。翌年、突如コロナが流行して、デジタルの波が急速に日本へも到来し、不思議なもので異口同音に皆一斉にDXを叫びだしたのです。

今回はDXの話ではなく、DXの進んだ北欧の国と2周遅れとも言われた日本とは何が違ったのかを比較したのです。それはフィンランドやオランダの人口は500万人、スウェーデンは大国で1千万人というように大体一つの国は人口が約500万人から1千万人なのです。

つまり日本もかつて一時議論されたように、国を北欧の人口並みに10から15位に分割して道州制を目指していれば、現在のように一極集中することはなかったと思います。1億2千万人を中央集権で収めようとしてきたことが成長力を弱体化させた原因だと思うのです。

この話を人にすると維新が道州制を主張していたと言われましたが、私は北欧を視察して自分で考えたことは、今の都道府県を大きく括って道州制みたいにした方が物事の決定スピードが一段と速いと思ったのです。

道州制の議論は首都移転とともに国には20年前にあったものです。早くから道州制を考えていれば地方の過疎化も進まなかっただろうし、行政改革もできたからです。過去には後戻りできませんが、これから考えても人口減少は避けられないので、今更混乱を招くだけで実現は無理だと思います。

 

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