2023年11月13日月曜日

規制緩和

 都会に住んでいると感じませんが、地方へ行くと道路は完備されているのですが、一日数本の乗り合いバスでも殆ど乗客は無しで走っているのが現状です。当然、バス会社は採算は取れないので自治体の援助で少ない便のバスを走らせています。先日のコラムに、地方のタクシー会社の経営者が、人口減でタクシーの乗車率は減るし、運転手も安月給で集まらないし、会社でも車を維持することも大変だと話していました。つまり過疎化した地方は住民の足が無いのでライドシェアが必要なのです。

岸田首相が所信表明演説でライドシェアの推進を唱えましたが、現政権は少数派閥で他の派閥の顔色を伺いながら政策を進めるようで世論も政策の実行力が弱いとみています。支持率が低迷しているのはビジョンを唱えても国民の心に響かないからなのでしょう。誠実で真面目な方で首相就任当初から好感を持っていますが、外交的に力を発揮されているにもかかわらず国民からの支持率が中々上がりません。

菅前首相が政権を後押しする形で、ライドシェアの全国的な導入は国民にとっても業界においても必要だと今朝のニュースでの発言を聴いて、運輸関係の規制緩和でライドシェアが実現するスピードは格段に上がるように感じました。少数派閥の政権が政策を実行するには党内の実力者を巻き込む必要があります。個人的にどんなに素晴らしい考えがあっても、衆目を集めて実現の方向へ導かないと駄目だということです。

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