2023年11月22日水曜日

仲人の存在

 このところ、日本の少子化対策をどうにかしなければならない、と自分なりに考えているのですが残念ながら社会が変わってしまって、かつてのような仲人という存在も聞かれなくなりました。社内で結ばれる環境があればいいのですが、男性中心の職場や女性の働き手が多い職場では異性が出会う機会も少ないので、かつては仲人という存在があり社会的に機能していました。

現代社会は男女雇用均等法のもと、男女ともに働き続けることが当たり前の世の中です。家庭の在り方も時代とともに変わって当たり前で、家事育児も男女共同作業となるわけです。家庭を持とうという男女がいなければ子どもを持とうという発想も生まれません。しかし、現実は男女が知り合う機会がないために家庭もできず子どももできない、という環境なのです。

折角、高齢化社会の日本になっているので、シニア世代を行政が巻き込んで仲人のような仕組みを、地域社会の中につくっていく活動が必要ではないのだろうかと考える次第です。出会いの場を地域社会がつくることで日本の活力はもっと強くなるはずです。日本経済を伸ばす秘訣は難しい事ではなく、子どもを増やすために家庭をつくる後押しを社会がすべきです。

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