2023年11月27日月曜日

育て方

最近の若い人たちの傾向を見ていますと、かつての金太郎飴のような育て方では満足できない人と、多少の不満を持ちながらでも敢えて自ら行動しない人がいます。満足できない人は更に能力を伸ばそうとチャレンジします。スポーツの分野でも、日本の若者が世界でも戦えるようになったのは、現状に満足できない人たちが自分の可能性を見出すために海外でチャレンジするようになったからだと考えます。ビジネスの観点からも参考にすべきです。

ビジネスの世界でも、チャレンジ精神を内に秘めて更なる能力を活かしたい人と、現状に満足してチャンスがあってもあまり努力をしない人がいます。かつての高度成長時代における大量生産時代は年功序列の賃金体系で、個々の能力は今日ほど評価されませんでした。それが当たり前の日本社会だったのです。残念ながらバブル崩壊するまで気が付かなかったため「失われた30年」という低空飛行を日本経済は歩んできました。

スポーツの世界でもビジネスの世界でも、個々の能力に合わせた育て方をしないと企業も成長しない、競争に勝てない時代となってきています。企業内教育から経営戦略まで変えていかないと、向上心の強い優秀な人材は活かされないと折角の人材も企業に残らないでしょう。これからの企業は採用力と人材を活かす力の勝負です。収益向上には付加価値を上げるため人材の能力を最大限に生かし、併せて賃金を上げる仕掛けしかないと思われます。

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