2023年11月16日木曜日

帰路に際して

 最近、20代の若い方を見ますと羨ましい限りです。これから長い人生が待っているので、若い人には人生の可能性が無限にあるからです。一方では自分自身の残り少ない人生と比較しがちになります。しかし、若い時には可能性など意識しないで毎日を過ごすのが普通です。中には大切な命を粗末にしてしまう人がいますが、若い人たちにはどうか長い人生を紆余曲折はありますが前向きに歩んでほしいものです。

こんな話をしますのも、旅先の車中で見かける10代や20代の若い人たちがこれから先どのように成長していくのだろう、という思いにふと至ったからです。人生は一度限りですから、この世に生を受けたからには、長い人生を日々大切に生きてほしいのです。私自身も50代半ばまでは必死に仕事を優先して生きてきました。古希を過ぎた今、周りを見渡してみると現役で働いている人の数はごく僅かとなりました。

つまり、仕事人生には始まりがあって、繁忙期があり、終わりが必ず到来します。残りの人生も多少なり仕事に関わることができれば、自分の若さも少しは保てるのではないでしょうか。やはり、若い人たちと接する機会を長く維持することが大切だと考えます。今回、10年振りに伊勢神宮へ参拝に訪れましたが、これまで無事に会社も自分自身も生きてこれたことに感謝し、お礼参りができたことが今年最大の満足でもありました。

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