先日、何年ぶりに自治会の清掃作業の当番が回ってきました。欠席者は不明ですが、10名ほどのご近所のメンバーが集まりました。気が付いたことは、自治会の行事でも参加しないとご近所の方と会話する機会はほとんどないし、個人的なことも知らないというのが現実です。個人情報の漏洩に気を付けるあまり個人のプライベート生活のことも聞けませんが、もっと地域のコミュニティが盛んだとお互いに親密さが増して知り合う機会も増えるはずです。
私も現在の集合住宅に36年余り住んでいますが、住み始めの頃は皆働き盛りでお子様も幼稚園から小中学生まで自治会もいろんな行事で盛り上がっていました。ところが現在は入居者の1割くらいが独居世帯となっており、お子様の姿も独立して見なくなっているのが現状です。やがて独居世帯が年々増えていくと高齢者の介護の問題にぶつかります。地域の福祉がどこまで浸透しているのかわかりませんが、住民にとって決して望ましい住環境ではないと思われます。
核家族化の問題は今に始まったことではありませんが、もっと地域社会がお互いに手を携えるような住環境を行政も含めて考えるべきではないでしょうか。やはり老若男女がともに暮らす地域社会の実現を目指すべきです。若い時は老後の将来の事まで気付きませんが、老後になって気づいてからでは対策を打つのが遅いということです。都会の一極集中に甘んじて地方の過疎化が止められなかったのは残念です。人の集まる機会に接していきたいと考えています。
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