昨日、帰宅途中のバスの中で、前方に小さな子猫が国道の真ん中で立ち往生していました。すると黒いサングラスで強面(こわもて)の運転手が突然バスを停車させて、「可哀想だからちょっとお待ちください」と言いながら運転台から外に降りてバスの車体の底に潜っている子猫を抱きかかえて道路の外まで連れ出しました。
その間、乗客は運転手が戻ってくるまでしばらく静かにしていましたところ、運転手が戻ってきて「大変お待たせしました」と乗客にアナウンスして再びバスは動き出したのです。人は見た目で判断してはならないと反省しつつ、運転手の意外なやさしい行動に感銘を受けました。おそらくバスの運転手も自宅で猫を飼っているのだろうと推測した次第です。
連日報道されるニュースでは暗い話題が多い中、動物を愛護する素晴らしい人間性を垣間見た気がしました。車内で待たされて静かに様子を見ていた乗客も、気持ちと時間にゆとりがあったのか私を含めシニア世代が多かったようです。私もバスの前方に乗車していましたが、確かに可愛い子猫でしたので車に轢かれないことを願っていました。良かったです。
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