2025年9月30日火曜日

立場を重んじる

 当たり前のことですが、上に立つ人の責任や義務は権力を有するが上に大変重要です。しかし現実の社会において、権力者の馬耳東風で批判を重く受け止めない姿勢に驚くことが多いように感じます。

裏を返すと、根底には図太さがあるからこそ権力の座から降りようという意識も芽生えないのかも知れません。しかし、世論には理解が得られないために後々まで信頼できる人物と見做されないはずです。

私もちょっと前まで長年にわたり責任あるポストにいましたが、その立場から解放された現実の安堵感を今想像以上に感じている次第です。もっと上に立つ人は自分の立場を重んじて日々行動しなければなりません。

2025年9月29日月曜日

大阪万博

 関西万博は申し込むのが9月下旬になってからでしたが、予想通り最後の日まで満席でチケットが残念ながら手に入りませんでした。しかし、2200万人の入場者数で採算が取れるらしく、最終的に2500万人の入場者数に達するというニュースを聞いて安堵しました。日本人6人に1人が入場したことになりますが、おそらく西日本の方が大多数だったのではないでしょうか。

関西に住んでいる長女も2回入場したとか話していました。高度成長期の55年前に開催された大阪万博は高校時代の思い出として今でも脳裏に焼き付いています。その後、中東戦争などによるオイルショックで2ケタ近い経済成長をしていた日本経済は大不況に陥りました。その影響で大学卒業後の就職市場は超氷河期で苦労しました。

でも、大不況の日本経済は若者も多く労働力も豊富で近い将来必ず復活するというシナリオが予測できた時代でした。銀座や新宿の繁華街のネオンが消えるほど主要なエネルギー源となる石油が中東諸国の減産と価格高騰で足りなかったのです。そのような頃に青春時代を過ごしたことが後の人生でいい経験になったと思う次第です。


2025年9月26日金曜日

母の命日

 私事ですが、本日は私の実母、中村美代子の15回目の命日です。私と苗字が違うのは5歳くらいの頃に両親が離婚して親権が父方に移ったためです。幼い頃は母子家庭に育ったので、父母の離婚当時、どのような話し合いで法律的にどのように親権が移動したのか不明ですが、父は現実的に子育てを放棄し、私と兄の二人とも祖父母に養育をゆだねてしまいました。

たまたま金子みすゞの話を聞きながら、母親が子どもを手放す辛苦な経験は当時どのようなものだったのだろうと命日の今日に想像をしたのです。近年は両親の離婚では、家庭裁判所での協議離婚手続きによってどちらかが子どもを養育する権利(親権)を持つことになると思われます。親の親権によって子どもの人生まで変わりますので、どちらの親に親権が属するかは重大なことです。

私の場合は母親の生涯まで母との関係を持ち続けましたが、理由は祖父母に育てられて父親の存在がまったくなかったので、母には生涯にわたり義理を感じていたのです。親孝行としての順番は高校卒業まで面倒を見てくれた祖父母、そして2番目が母です。祖父母が亡くなってからは母が頼ってきたのです。不遇な思いをした母に少しでも親孝行をしたかったのです。



2025年9月25日木曜日

大相撲秋場所

大相撲秋場所を毎日観戦していますが、今場所は久しぶりに両横綱による優勝争いになりそうです。先場所も平幕が優勝しましたが、このところ横綱・大関による本来の優勝争いが少ない場所が続いていました。不思議なことに平幕の優勝力士が次の場所では大負けするケースがあります。つまり優勝をするとお祝いなどが長く続いて、来場所に向けての稽古時間が不足して本場所で力が発揮できないようです。

平幕が優勝すると多くの力士が「自分も頑張ればものチャンスが・・・」と来場所に向けて張り切って稽古をするようです。 毎場所、横綱・大関ばかりが優勝すると平幕力士のチャンスが少なくなるからでしょう。関取も20代が中心なので、ちょっとした親方のアドバイスやライバルの活躍が精神的に刺激となって自信をつけるようです。

今場所の取組も愈々終盤となりますが、毎日観戦していると各力士の取組に面白味が湧いてきます。モンゴル出身の力士は多いですが、日本人と表情も変わらないので親近感を覚えます。昨日はたまたま大瀧部屋の親方がゲスト解説者でしたが、親方の目の前で大鵬関がいつもと違って粘り勝ちの相撲を取ったような印象でした。本日は負けましたが・・・。

2025年9月24日水曜日

国連について

パレスチナを国家承認している国は、現在、国連加盟国193カ国中147カ国がパレスチナ国家を承認しているようです。つまり、加盟国の76%がパレスチナの国家を承認していますので、本来、採決の方向へ進むべきなのですが、国連は全員一致で議題が可決されるため採決が難しいのが現実です。国連が諸問題の解決において機能しない大きな原因はそこにあると考えます。

米国とイスラエルが拒否権を発動していますが、 安保理の常任理事国である米国が拒否権を示せば採決に至らないわけです。戦争を終結させるために国連が存在しているにもかかわらず、安保理が全く機能していないことが理解できます。常任理事国が戦争当事国の場合、戦争終結への道筋を国連で描けないのが現実です。

トランプ大統領の国会演説にも理解できる面があります。戦後80年経ても世界の各地で戦争は続いています。トランプのような強権を持った大統領がたまたま存在したから、いくつかの地域紛争も停戦に至っていることは事実です。もし、民主党政権であればトランプのように強引な行動を為しえたでしょうか。パレスチナ問題は私も国家承認されるべきだと考えます。

2025年9月22日月曜日

映画鑑賞

昨日は8:35からの映画鑑賞のため7:10に自宅を出ました。朝早く出た理由は先週封切られたばかりの「宝島」という映画を観客が混まない時間に観たいからでした。まだショッピングモールも10時のオープン前で薄暗くひっそりとしていたにもかかわらず、映画館は大勢の観客で行列ができていました。目当ては多分同じだったのでしょう。

私が若いころと違い近年においては立ち見する人は存在しないので、指定の座席が取れただけで安心します。かつては立ち見は普通でしたが、現在は3時間も立ったままでの映画鑑賞はありえないからです。今年からなるべく多くの映像作品を選んで観るようにしていますが、先日観た「国宝」も本日の「宝島」も映画祭に出品されるほどの大作に感じました。

 昭和時代から多くの映像作品を鑑賞してきたことは大変な幸せです。最近は邦画が中心ですが、若い頃は洋画ばかりでしたが不朽の名作も多々存在しました。最近まで2時間のテレビドラマばかり見慣れてきましたので、3時間連続の超大作は少し肉体的にも精神的にもやや疲れますが多くの人の手による映画づくりのご苦労が十分に理解できます。(感想は次回に)

2025年9月19日金曜日

金融政策

一昨日、FRBのパウエル議長が政策金利を0.25%引き下げる意向を示し、翌日の東京市場は下げに転じるかと思いきや、米国経済の安定感が買われて日経平均も上げに転じて最高値を出したので正直驚きました。本日も午前中は強気に値を上げていましたが、日銀の植田総裁が政策金利を据え置きつつ、ETFを市場に放出するニュースで後場は大幅な下げに転じました。

米国との金利差を縮めるため政策金利の引き上げについて考えを述べられるかと思いましたが、今後関税の影響など不確定要素もあるので政策金利は当面据え置きのようです。株価は下がりましたが対ドルの為替相場は変動していないので今のところ問題ないのではないでしょうか。しかし、現在の円安が続く限り日本の物価高は収まらないでしょう。

自動車産業も関税の影響で国内の製造業はギリギリの経営を強いられているのが現状だと考えます。輸出産業にとって円安の効果はありますが、輸入価格の上昇は避けられません。金利も政策金利がいずれ3%台を目標に、為替相場も120~30円を視野に、再び強い日本経済の復活を願いたいものです。円安で市場金利が低すぎるので国内資産が海外から狙われるのです。

 



2025年9月18日木曜日

次期首相

5度の総裁選挙に出馬して漸く首相の座に就いた石破首相も近く退陣します。国会議員になれば誰でも可能であれば将来は首相の座に就きたいのが普通です。しかし党内の権力闘争で最終的に勝たなければ夢は実現できません。大臣をはじめ重要なポストに就きたいのも国会議員にとって夢の実現のための試金石となるからです。

さて次期首相には5人の候補の中でどの方が就任するのでしょうか。いずれにしても党内を纏められる求心力を備えた候補者が選ばれることでしょう。日本は議会制民主主義のため首相は国会で指名されるので直接選挙で選ばれた諸外国の大統領のように強い権力は有していないのが現実です。

石破首相も党内では少数勢力のため纏める力に限界があったことがうかがえます。派閥の弊害は多々ありましたが、やはり党内を纏める派閥の長みたいな実力を備えた首相候補者でなければ自らの政策を実現することは難しいようです。党内の勉強会も派閥に似て非なるものだと考えます。どの候補者が選ばれるにしても大きく変わることはないでしょう。

2025年9月17日水曜日

東奔西走

久しぶりに多忙な一日でした。午前中は金融関係の人と対話し、昼は食事会、そのあと同業のオーナー経営者とコーヒー、午後は某外部の役員会、必需品の買い物、花屋さん、タクシーで帰宅、お風呂、(遅めの)夕食でした。我ながら久しぶりに時間を持て余すことなく充実した一日を過ごしました。

考えてみますと、つい最近まで東奔西走(とうほんせいそう)の日々を過ごしていました。幸運にも長年の会社経営の重責やプレッシャーや緊張感からも解放されて今日があります。健康を維持してきたからこそ、大病を患うこともなく活動できたのだと考えています。

長い人生を振り返ってみますと、様々な失敗を重ねた経験がすべて今日の自分自身の成果につながっています。若い時にどれだけ多くの行動をしたかがその人の人生の糧(かて)になっていると思われます。 多くの人と語り合うこと、相手の身になって仕事をすることが良い結果を生むのだと考えます。

2025年9月16日火曜日

憲法25条

 厚労省による「生活保護費の引き下げ」措置が国民の生存権を保障する憲法25条に違反するという原告側の訴えによる判決が最高裁で下るまで10年かかりました。しかし、厚労省によって過去に遡って元に戻す措置がなかなか進まないようだとニュースで拝見しました。

当時、専門家の意見を聞くこともなく厚労省が一方的に財源を削ったことにより受給者側が訴えたことでこの裁判は始まったようです。おそらく国は長引くデフレで財源を削減する政策を考えたものと考えます。しかし、経済は生きものでデフレの場合もあればインフレになることもあり得ます。

当時の重要な判断に際して、専門家にヒアリングして議論すれば良い知恵が浮かんだのでしょうが、役所の論理だけで物事を進めたところに問題があるようです。日本の生活保護の受給者は200万人以上と言われています。現在の物価高騰によるインフレで社会問題化したものでしょう。

2025年9月12日金曜日

ネタ

ブログを毎日書いていますが、時々書き忘れることがあります。その時、読者から体調のご心配をお気遣いいただくことがあります。当の私は単に書き忘れただけなのですが、他人は「どうしたのだろう?」とご親切に思っていただくので有難いことです。いつもネタ(タイトル)が見つかると文章化するのは苦にならないのですが、自宅に籠っていると旬のネタが浮かばないのです。

新聞記者は様々な場面を毎日取材するので原稿が書けるのですが、会社や自宅にいてもいろんな外部の取材はできません。私も現役時代に仕事で東奔西走して方々を駆けずり回っている頃はブログのネタに不自由しませんでした。あちこちに外出して情報に触れなければ新種のネタは浮かばないようです。

本日は編集長を務めて年2回発行している会報の校了日です。幸いに記事のネタは毎回集まりますが、コロナ禍の数年はネタ不足で紙面を埋めるのが大変でした。印刷会社からも「休刊も有りですよ」とアドバイスをいただきましたが、発行を諦めたくなかったのです。お陰様で会員の皆様からも好評のようです。



2025年9月11日木曜日

夫婦関係

現役を引退すると自宅で妻(夫)と過ごす時間が多くなります。中には「濡れ落ち葉亭主」と言われて、何をするにも妻の後をくっついてくる、つまり払っても払っても濡れ落ち葉のようにひっついて離れないことを指したりします。あるいは現役時代のように「亭主元気で留守がいい」と気楽さを継続しようと夫が在宅の時は妻が一方的に外出するとか、引退後の夫婦関係は様々です。

私の知る人の中には引退しても妻と一緒にいるのが嫌で、あらゆる仕事を求めて現役時代のように外出を続けている人もいます。いろんな夫婦がいるのが現代社会の状況、つまりご時世ではないでしょうか。翻って、いつ見ても夫婦仲睦まじく行動しているご夫婦も見かけますが、夫婦関係は引退後も長く続くので願わくばこうありたいものです。

元々夫婦は他人なので余ほど相性が良くないと、末永い人生においての同居は心地よいものではありません。子どもが成人してから離婚するご夫婦も世の中には少なくありません。夫婦生活を我慢して余生を過ごすよりも新たな人生を歩み出す方が幸せかもしれません。最後に私のことも話しますと、夫婦だけで一緒に過ごすことが一番の幸せです。

 

自然災害

昨日は神奈川県の産業人材育成フォーラムとして第40回グッドヒューマンネットワーク講座が開催されました。テーマは「台風災害の激甚化にいかに立ち向かうのか~タイフーンショット計画!」というものでした。台風の災害を減少させることは世界的な研究課題のようですが、日本の大学の研究機関でも取り組まれていることを知りました。

台風は毎年遭遇する自然災害ですが、台風を人工的に制御したり逆にエネルギーを活用して発電をしようという夢のような計画に挑戦しようという講演の内容でした。近年、夏のシーズンになると「線状降水帯」という気象用語を頻繁に耳にします。南方で発生する台風の接近には十分な備えが実施されてきましたが、「線状降水帯」による局所的な降雨量は未曽有の被害をもたらします。

地球温暖化とともに台風や線状降水帯の発生が年々狂暴化していくと言われています。特に線状降水帯による大雨が一日で一か月分の降雨量を記録することが頻繁に発生しています。近年の異常な降雨量に対して社会基盤の備えが充分と言えないのが現状です。自然災害を制御する研究は今後も継続されていくのでしょうが、排水溝などのインフラを整備することが急務だと考えます。

 

2025年9月9日火曜日

ところてんの味

 本日は久しぶりに「ところてん」を食しました。実は「ところてん」には幼いころの思い出があります。年に一度開催される町の運動会を見物に行った時に売店で売っている「ところてん」を人は買って食べていましたが私には贅沢な食べ物に見えて買えなかったのです。その話を何度も聞いている妻はいつも「ところてん」を食べるたびにその話題にのぼるのです。

「ところてん」は寒天と同じテングサできている食物繊維の豊富な食べ物です。寒天は幼いころから法事などで精進料理などで出てきていましたので特に好物ではなかったのですが、「ところてん」は子供のころの私にとって未知の食べ物だったのです。喉ごしがいい食べ物なので特に大好物というものではなく体にいいから時々食べているようなものです。

幼いころは実家が貧しかったせいで自分のお小遣いで手に届かない食べ物にあこがれることもありました。でも大人になってみるとそれがいい思い出なのです。食べたいものを食べれる人生に有難さを感じるのは大切なことです。妻とも健康で美味しいものを食べれることは幸せなことなのだと話したりします。「ところてん」を食しながらふと思った次第です。


2025年9月8日月曜日

石破首相退陣

政治が前に進まない中、参院選後の石破政権50日の空白期間が漸く幕を閉じました。現総裁が遺留のままで、8日に予定されていた総裁選挙前倒し要求の意思確認が、石破総裁の突然の辞意表明で直前に無くなり、あらためて正規の総裁選挙が行われることとなりました。

本日を皮切りに総裁選挙に向けて多数派工作が水面下で繰り広げられることになるでしょう。実質的に派閥が解消された中での選挙戦において素人には予想がつきませんが、やはり閣僚経験の豊富な候補者が相応しいのではないでしょうか。

大所高所から候補者が判断されて、国内外に通用する日本のリーダーとして誰がもっとも相応しいのか慎重に国会議員によって選ばれるものと思われます。日経平均も「ポスト石破」への期待感が表れていたです。国内外ともに閉塞感が漂う中で、リーダーシップに長けている候補者が必要だと感じます。 

2025年9月5日金曜日

内憂外患

 自民党内では石破おろしの連呼で総裁選挙の前倒しが画策されているようですが、あまりにも内向きな議論ばかりで日本の行く末が心配になります。今夏の参院選挙も昨年の衆院選挙も与党の敗北の原因は裏金問題に端を発していると考えます。本来は政権の失策で国民の意思表示が選挙に反映して負けるのですが、今回の石破政権には目立った失策がないようです。

石破首相の人物としての国民的人気はいまひとつですが、真面目で慎重派のタイプであること、すべてを理解しないとご自分の考えが進まない性格のようですから信頼に値する面も見られます。日本は議会制民主主義の政治なので首相を選ぶのは与党の国会議員です。ですから、大統領制の国の大統領のように日本の首相の権限はそれほど強くないと考えます。

どなたが首相になっても日本の大きく方向性は変わらないと考えますので、選挙の責任論ばかりを追及するのはいかがなものかと思う次第です。本日は株式市場が朝方から上昇基調ですが、主な要因は自動車関税の15%への大統領令にトランプ大統領が署名をしたからだと考えます。日本の基幹産業である自動車産業において吉報のニュースがマーケットに反映したものと考えます。

まさに内憂外患でしたが、漸く米国との最大に懸念された関税問題に一応の決着が見られたのではないでしょうか。日本の政治にはもっと外の世界に目を向けてほしいものです。

2025年9月4日木曜日

国際連合

国連が創設されて80年となります。現在の国際連合は、第一次世界大戦後に設立された国際連盟の失敗を教訓として第二次世界大戦後に当初51か国で設立されました。現在、193か国の加盟国が参加しており、世界中のほとんどの国が加盟しています。しかし、国連憲章に掲げられている目的の一つ、国際の平和と安全の維持が国連として全く機能していないようです。

国連の安保理(安全保障理事会)における常任理事国は米国をはじめロシア、中国など第二次世界大戦の戦勝国ばかりです。非常任理事国は日本など任期があり、改選によって選任されているようですが、常任理事国は改選がないに等しいのが現状です。常任理事国の役割は国際平和の維持が重要であるにもかかわらず、ロシアなど自ら戦争を仕掛けているのが現状です。

国連は紛争の予防と解決、平和維持活動(PKO)などを通じて世界平和を守ることが主な目的なのです。しかし、肝心の安保理の常任理事国、特に大国により国連憲章そのものが踏みにじられ国連の果たすべき機能が封じられている感があります。世界は国連の安保理改革を最優先に取り組むべきです。軍事費は増加の一途で平和が遠のいているような気がいたします。

 

2025年9月3日水曜日

行政サービス

 以前はあまり行政サービスを利用したことがありませんでしたが、漸く自由な生活をするようになって行政サービスの便利さに少しずつ気づくようになりました。本日は市役所から不用品の回収に来てもらいました。長く住んでいると家の中に不用品がたまります。以前はごみ収集場所にシールを張って不用品の回収に出していました。

今回は重くて嵩張るものが多かったので処分に困っていましたが、行政サービスの手続きをして自宅まで不用品を引き取りに来てもらいました。妻も不用品の処分に困っていましたが、娘がネットで調べて自宅まで回収に来てくれることを知りました。役所の担当者の対応も親切で妻も大いに満足していました。

意外と行政サービスのことは知らないものです。身近な行政サービスも同世代の人から教えられて初めて知ることも多いのです。これまで役所に行く機会が少なかったので、様々な役所のシステムは知らないことだらけでした。役所には様々な窓口がありますので、時々は役所に足を延ばして知らないことを見つける機会を作りたいものです。

2025年9月2日火曜日

女性パワー

コロナ禍以降、毎日のようにclubhouseのルームに参加していますが、一人社長で特に女性経営者の多いのには感心しています。年齢的には40歳~50歳の就職氷河期世代の方たちではないでしょうか。中には企業のサラリーマンや大学の先生をしている方もいますが、主に経営コンサルタント業をしている方が多いようです。書籍を世の中に出されている方も大勢います。

私も参加しているように経営層の方々の年齢は様々ですが、毎日のように様々な方の積極的な意見を聞けることは大変勉強になるとともに参加されている方々の今後のご活躍を願わずにはいられません。つまり、この国を中小企業の力で何とか盛り返したいと考えている方が大半だからです。先日も年に一度のリアルでのイベントに参加しましたが大変な盛況ぶりでした。

AI時代になって雇用が維持されなくなると、エリートでも就職が難しくなると米国では言われているようです。トランプ政権でも政府系機関の労働者が解雇されているのも現状です。知識だけの仕事ではAIが代行できる時代になるからです。これからは一人社長の時代で様々な連携をして中小企業が活動する時代が到来するだろうと話されていました。女性パワーに期待します。

2025年9月1日月曜日

対話と貿易

 少子高齢化が加速して人手が足りなくなる日本の産業は生産性の向上が最大の課題です。AI・ロボティクス化は日本の産業において労働力不足の解消、業務の効率化、生産性の向上において必要不可欠の要素です。遅くとも5年後には主要国間でそれらの格差が広がる可能性があります。

米国は関税問題で自国ファーストばかり考えていますが、中国は考えを同じくする諸国と貿易の自由化を狙っています。米国一辺倒の日本は最近、中国との関係があまり順調とは言えないようです。地政学的にも隣国との関係は首脳間の対話によって維持・向上を図るべきです。

米国は地産地消を強化するため日本にとっても貿易相手国として不利だと思われます。もっと中国に政治・経済面で協調すべき方向へ目を向けるべきではないかと考えます。日本にとって人口の多い中国やインドが市場としてこれからも魅力的ではないでしょうか。