国連が創設されて80年となります。現在の国際連合は、第一次世界大戦後に設立された国際連盟の失敗を教訓として第二次世界大戦後に当初51か国で設立されました。現在、193か国の加盟国が参加しており、世界中のほとんどの国が加盟しています。しかし、国連憲章に掲げられている目的の一つ、国際の平和と安全の維持が国連として全く機能していないようです。
国連の安保理(安全保障理事会)における常任理事国は米国をはじめロシア、中国など第二次世界大戦の戦勝国ばかりです。非常任理事国は日本など任期があり、改選によって選任されているようですが、常任理事国は改選がないに等しいのが現状です。常任理事国の役割は国際平和の維持が重要であるにもかかわらず、ロシアなど自ら戦争を仕掛けているのが現状です。
国連は紛争の予防と解決、平和維持活動(PKO)などを通じて世界平和を守ることが主な目的なのです。しかし、肝心の安保理の常任理事国、特に大国により国連憲章そのものが踏みにじられ国連の果たすべき機能が封じられている感があります。世界は国連の安保理改革を最優先に取り組むべきです。軍事費は増加の一途で平和が遠のいているような気がいたします。
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