2018年11月13日火曜日

代議士

先週、郷土出身の代議士が亡くなられました。お名前は伏せておきますが、その方は全盛期には政界再編において中心的な力を発揮され、日本に本格的な二大政党制をと最後まで御尽力された方です。お父様はかつての福田赳夫政権で旧厚生大臣まで務めた方で、郷土では自慢の人物でした。しかし、お父様が亡くなられてから、後妻と選挙地盤の跡目相続における骨肉の争いが郷土で起こりました。その後は当選が続き、長きに渡り政治の世界に身を置いていた方ですが、中央政界での評価と地元での評判は乖離していたように感じています。近年は比例代表制で当選された方でしたので、亡くなられてからの後継は比例順ということで、郷土からの国政の代議士は遂に存在しなくなりました。昭和の時代には、常に二人の代議士が小さな郷土から選出されていましたので、過疎化が進んだ現在の姿と対比すると正に感慨深いものです。

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