2018年11月7日水曜日

教育行政

学校教育に関しては知人の存在もあるので課題は何となく理解できますが、社会教育という分野は私が全く知らない領域でした。昨日、ある勉強会に初めて参加したのですが、社会教育の現状と今後の見通しという内容でした。色んな資料を基に専門講師を招いての会でしたが、時代の変化とともに、厳しい国家財政が文科省の組織運営にも影響が出ていることが理解できました。予算配分における優先度合いが圧倒的に厚労省へ傾倒しているのはやむを得ないところです。文科省も人材を含めてかつての勢いはなくなっているのが現状のようです。かつての「ゆとり教育」も結果的には塾通いを増やす結果となり、公立学校の質の低下とともに私立志向を招いたようにも思えます。経済的な格差と同時に子供の教育が公立と私立に別れてしまった感はあります。私立に行けない子供が公立に集まる現象は、子供教育において必ずしも公平なあり方だとは思えません。このことから考えても、歴史的にも文部行政が今日の子供教育にもたらした影響は大きいと感じます。今、「人間教育とは何か」が再び問わているのではないでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿