2018年11月8日木曜日

米中間選挙

今回の米国中間選挙は、米国民のみならず世界中が注目した選挙でした。トランプという一風変わった大統領が米国に誕生して以来、米国の内情が俄かに映し出されて、米国民の思想が真っ二つに分かれていることが如実に現れました。私流に言わせていただきますと、1492年のコロンブスがアメリカ大陸を発見して以来、原住民と移民の戦いが高じて、南北戦争に至った時代の再来を髣髴させるような印象を感じたりしたわけです。移民大国アメリカの行き着いた果てではないかとも考えたりします。つまり、今回の選挙結果が表すように、今のアメリカには国家としてのアイデンティティが無くなってきている感もあるのです。選挙によって、アメリカ議会がねじれ現象になるだろうとの予測は事前にありましたが、大国アメリカの動揺は、政権の行き先が不透明で、そのことが世界の政治経済に大きく影響します。政治は一長一短がありますので、行き過ぎた政治に議会がバランスを取ることになるわけで、議会内で上手く協調して政策の実現に向かうことを願うばかりです。日本の国政も対岸の火事と認識しないで、是非、国民の目線で行政を施行していただきたいものです。

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