2019年10月8日火曜日

地方

先日、地方の行政の方が来社されて情報交換をしましたが、市の2万人余りの人口が毎年1500人ずつ減少しているのが現実という話を聞き、そのままでは後10年もすると市が消滅するのではないかと感じた次第です。行政の方も危機感を持っているが、地方活性化は地方だけでは解決できない課題ではないかと考えます。日本全体に共通の課題を抱えているのではと思われます。ふるさと納税は地方に税収を配分するだけで、過疎化対策に具体的な国の施策が考えられているわけではありません。我々も地方のために仕事をつくるなり、雇用を生み出す知恵を考えなければならないと思います。地方の高校を卒業しても、大半の若者たちは都会へ進学や就職で地方から出て行っているのが現状で、Uターン現象はほとんど皆無で、地方には年配者だけが残されています。徐々に年配者も高齢化し、介護事業だけが唯一の安定した雇用の受け皿となっています。今後は官民一体となって、地方から出なくても遠隔で受ける医療とともに、遠隔で仕事を協業するスキームをつくることが必要なのではないでしょうか。都会への人口集中は様々な都会ならではの経済的格差をもたらすと思われますし、究極は犯罪の温床にもなりかねません。地方の問題は将来の日本にとって、決して無視できるものではない気がいたします。

2 件のコメント:

  1. 私も直近4年間山口県に身を置き、地方問題は痛切に感じました!魅力ある街への"関係人口"づくりはまだ工夫の余地あるかと。

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  2. コメント有難うございました!

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