2020年1月17日金曜日

経営者の資質

人望があり、経営数字に明るく、営業手腕のある人。何を言っているのかと申しますと、企業を成長させる社長候補になれるだろうと思われる人物の特徴です。技術者として優秀でも、上記の資質がなければ船長として困難な嵐を乗り越えて進むことは至難です。社長という仕事は経営プロの仕事だと思うのです。留学したり、座学でMBAを取得したからと言っても実際の経営ができるとは限りません。それは会社の器の大きさに関係なく、寧ろ中小企業の方がある意味で経営は難しいかもしれません。だからベンチャーを興して成功を収める人が大企業出身者にもいないのです。経営は幹部同士で和気合い合いとやっていれば成り立つと思っている人がいますが、そのような考えは大変な誤解であり、その思いで経営する人は必ず失敗します。よく言われるように経営者は孤独です。自分にも人にも厳しい人で努力家でなければ最終的に成功はしないと思います。程々にという妥協が経営には決して許されないのです。経営トップには「泣いて馬謖を斬る」という覚悟が時には必要となります。

1 件のコメント:

  1. 泣いて馬謖を斬る、とても心に響く強いコトバですね。人を束ねて行くには、優しさだけではダメ。かくありたいと思います。

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