2022年1月5日水曜日

年頭所感

某メガバンの2022年新春経済見通しに依りますと、対前年比では殆どの業種でプラス成長の見通しのようです。緊急事態宣言下の2021年との比較ですから、当たり前と言わないで新年に際して前向きの予想と捉えたいと思います。

新年の挨拶回りは表向きではコロナ感染防止のためにしないことになっていますが、水面下では個別のお客様の訪問に対して受付がなされているのは事実です。やはり景気観を肌で感じるのは人との会話からです。巷でも漸く今年は復活を目指そうという空気感が出ているように感じます。

気になるのは国内資金が米国市場にばかり向いていることです。大手IT業界の高収益に市場が支えられているのが現状です。円安ドル高で米国に資金が集中するとインフレ懸念があり、いずれ金利の引き上げに通じます。利上げによって金融緩和から引き締めになると、株式市場で売りが加速し株価は必ず暴落します。

日本の課題は今後成長戦略が描けられるかどうかだ思います。日経平均が年初から上げたことは、今年の経済見通しが明るいということです。時代の大きな変革期なので人材投資やリスキリングが必要となります。従来の業種に偏った人材を次代の成長産業に移動させる施策が必要となります。

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