2022年1月26日水曜日

VUCA時代

「失われた30年 どうする日本」というテーマで、あるメディアによる論文募集が行われており、個人的に応募してみようかと思いましたが、問題提起に変わり映えしないだろうと止めました。今更、どうしようもないという考えもあるからです。戦後、焼け野原から総国民が立ち上がって今日の豊かな国が齎されました。

日本人はどん底から這い上がることが可能な国民性を持っています。阪神・淡路大震災や東日本大震災など被災地の何もないところから復興してきました。経済規模(GDP)も30年伸び悩んできたと言いつつも、未だに世界第3位の経済大国です。確かに課題は多々ありますが、漸く気が付きつつあり、未来に向けて変わろうとしている姿勢は窺えます。

IT業界に身を置く我々も新しい時代に向けて変わらなければならないと考えています。今日、米国のマイクロソフトやIBMの四半期業績の記事を見ましたが、コロナ禍においてもやはり米国のIT業界の成長は凄いです。世界市場をリードしているように感じます。日本企業ではトヨタ自動車はその傾向にありますが、日本企業はもっと頑張らなければなりません。

我々は他国に追随するのではなく付加価値の増大を目指さなければなりません。同じようなセグメントで国内で競っている場合ではないという事です。横並びが齎した弊害を反省してそれぞれがオンリーワンを目指して世界市場に展開すべきです。VUCA時代に日本が戦略的なアプローチへ踏み込めるのかが問われているのだと思います。


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