2023年12月6日水曜日

論文の審査

 今年度も大学4年生の最優秀卒業論文賞の審査員に応募しました。毎年、固くなった頭脳の柔軟体操と考えて敢えて審査員を引き受けることにしています。現役の大学生の分厚い論文は、読了までかなり時間が掛かりますが大変読み応えを感じます。人の文章を読むのが好きでなければ審査員としても毎年続かないような辛いボランティアの活動でもあります。

楽しみなのはZ世代と言われる若い人たちの考えです。生まれた時からデジタル社会で育ってきた人たちで、データ収集と活用力、昭和世代が思い描かないような発想を期待しているのです。最近は入社試験で論文を書かせる筆記試験もないようですが、現役の学生さんで、しかも自ら応募して卒業論文賞にチャレンジする方の意気込みを感じ取る絶好の機会でもあります。

論文提出への応募者がどのくらい存在するか年々違いますが、最優秀論文賞に値する現役の学生さんの論文を、我々民間人が読めるというだけでも価値があります。我々による論文の審査は論評も含めてかなり難しい作業ですが、賞金も掛かっているため審査する側として責任も感じます。順位付けなど大変な作業なので論文数はあまり多くない方がいいのですが、果たして如何に。

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