2023年12月22日金曜日

フォローの風に乗る

本年度も第3Qが過ぎて愈々第4Qとなります。本年度は今のところ大きな問題もなく推移していますので業績的にもある程度見込みが読めますが、どうしても業界独自の人材流動性は避けられないので予算達成は容易ではないのがこれまでのわが社でした。弊社も含めたIT業界は人月商売から中々脱皮できない企業が多いのが現実です。経営を改善するには、同業のライバル企業より優秀な人材をなるべく大量に確保して、その上で定着率を上げることになれば増収増益は必然となります。

中小のIT企業が中々成長できないのは、優秀な新規学卒者の確保においてブランド名の高い企業に新卒の採用で中々勝てないからです。しかし、弊社は本年10月からNTTデータのグループの一員となり、人材の採用において断然有利な立場となりました。今後はどのようにして多くの卒業を控えた学生さんの応募者を増やすために自社の特長をアピールするかが課題です。業界特有で人材さえ確保できれば、デジタル産業の成長の波に乗って企業として飛躍することが可能となります。

失われた30年と言われ日本のGDPは伸び悩んでいますが、DXやGXによるイノベーションが産業界の力で実現することができれば、再び日本の活力も醸成されるものと考えます。来年度予算案の一般会計の総額が今夕決定されるようですが、社会保障費の37兆円は年々更に増額されていきますので、国債依存度を下げるためにもGDPの成長率を年々上げていかなければなりません。是非とも来たるべき未来への投資であるフォローの風に乗りたいと考えます。

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