2023年12月25日月曜日

独自の視点

 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」。これは亡くなられたプロ野球の野村克也元監督の言葉です。負ける時にはそれに繋がる必然的な要因があるとのことです。ビジネスの世界でも同じことが言えますが、普段は負ける要因に気づかないで、細心の注意を怠るので事業を成功に導くことができないのです。事業は思わぬ特需で高収益を上げることもありますが、たまたま運が味方しただけなので実力と勘違いしないことです。

やはり経営者はビジネスの先見力を養うため、自らのマクロ的な視野で常に感覚を磨くことを怠ってはならないと考えます。日々流れてくる様々なメディアからの大量の情報に右往左往されることがないよう、勉強に裏付けされた揺るがない自分の視点を持つことが重要です。そのためには様々な情報をあらゆる角度から分析して、時代を読む目を養うことを習慣づけたいものです。ビジネスの潮流は世界情勢の変化も見ながらロングスパンで考察しなければなりません。

2024年は果たしてどんな1年になるのでしょうか。今後、世界でもっとも経済成長が注目されるのは、これまでの中国に代わってインド経済だと言われています。インドは経済成長に伴ってデジタル技術が世界でもっとも急速に進化していく国家だと考えます。中国は不動産バブルなどが、海外からの投資の足かせになってくる可能性があります。過去の日本経済のようにデフレ経済を招き、深刻なデフレ不況が到来しないか不安な要素もあります。

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