2023年12月26日火曜日

日本のGDP

 今朝のニュースで、2022年の日本の一人当たりGDPがドル換算でG7で最下位となり、2023年にはドイツにGDPで追い越される見通しで、世界3位から4位に下がるとの事です。円安の影響も大きいと考えますが、もう少し具体的で詳細な分析結果が知りたくなります。おそらく日本の人口が1.2億人とG7の中では米国に次いで多いのと、G7の中で人口に占める生産人口の比率が低いのも要因ではないかと考えます。日本の生産人口の減少を何とか食い止めたいものです。

気になるのはOECD諸国の中で国際競争力が年々下がってきているという現実です。これも具体性が乏しく、広く国民に知られていないために実感が湧かないのではないでしょうか。円安が続くとGDPが落ちてくるので輸入価格の高騰により購買力が衰え貿易赤字が続きます。乳牛の1頭当たり1年の飼育費が100万円を超えて酪農家の生計が困難なのも円安がもたらした要因です。円安を逆さにとり輸入で儲ける仕組みを考えたいものです。

ドル取引で事業を営んでいる企業は円換算では差益で黒字化しますが、国際的には競争力があるとは言えませんが、海外勢と競っている点では日本経済にプラスに働きます。問題は内需産業をどのようにして支えていくかが課題です。一つは循環型と言いますか、多くを輸入に頼らず、国内で経済的に賄うという道を考えるべきではないでしょうか。食糧などの自給率を上げるために、生産性の向上を図り、できる限り国内で流通させることも必要と考えます。



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