2023年12月13日水曜日

永守語録より

 ニデック(旧社名:日本電産)の創業者、永守重信氏の言葉に「困難は必ず解決策を連れてくるし、チャンスを連れてくる」というものがあります。まだ若造の35歳で社長に就任して今日まで無事にたどり着けたのは、世の中の不況や企業内部の混乱など、経験し難い幾多の困難に巡り合ったからだと思います。まさにニデックを創業から超巨大企業にまで育て上げた永守会長らしきお言葉だと考えます。

好景気で企業が順風満帆の時には、内在している問題は包み隠されて現状は変わらないのですが、不況や業績が悪く成ると問題が表面化し、対策を打たなければ倒産することもあり得ます。転機が到来したと考えて最悪の時期に改革を断行すれば、内在していた問題の解決に結びつくこともあるし、願っても得られないチャンスに巡り合えることもあるのです。困難を前向きに捉えるかどうかだと思います。

一般に、人は困難に出くわすと暗くなって表情に出てくるものです。個人の性格にも依りますが、捉え方ひとつでポジティブに考えることができれば、良い方向への道筋が自然と浮かんできて課題解決に繋がるものです。順風満帆の人生などあり得ませんので、苦労を買ってでもするくらいの心構えがあれば、幾度の困難に出くわしても世の中には救う神が必ず現れるものです。自信を持って生きましょう!


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