2023年12月18日月曜日

人材不足

 元関脇寺尾の錣山親方が60歳の若さで亡くなられたとの記事を今朝の朝刊で読みました。死因は書かれていなかったのですが、現役時代は細身なのにまわしを取ったらしつこい粘りの相撲を取る力士でした。亡くなられたお兄さんの逆鉾もやはり関脇にまで上り詰めて活躍していました。父親は鶴ヶ峰という力士で関脇まで上り詰めた力士のようですが、強さは感じなかった記憶がありますが、子どもさんはかなり活躍したという印象があります。

相撲取りは昔から短命だと言われていますが、歴代の関取をみても早くこの世を去る方が多いようです。若い頃から体重を増やすためにがむしゃらに食べて、一般人離れした力士らしい立派な体躯をつくりますので、老後に病気を患う頻度も高いのかもしれません。中には引退後に身体が細くなって一般人並みに見える方は比較的寿命は長いのかもしれません。元横綱の貴乃花は現役時代と体格は全く変わりましたので引退後もお元気なのでしょう。

相撲の世界もモンゴル出身の力士が年々増えて実力の上位を占めていますが、同じ黄色人種なので日本人力士と全く違和感が無い点も幸いしているようです。現在の相撲協会を支えているのも、モンゴル人力士の力強さと常に上位争いで活躍してくれている力士の存在があるからだと思います。政治や経済界の世界も人物的に小粒となりましたが、同様に日本の相撲界も秀でた力士の登場が無いのが寂しい限りです。全般的に人材不足なのでしょうか。

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