2025年2月28日金曜日

生きる目的

人は何のために生きているのでしょうか? 皆さんにとって人生の目的は何でしょうか?世代間で生きる価値観の違いはありますが、たまには自分に問いかけてみたいものです。人間社会で生きるためにはお互いに支え合う気持ちが必要です。しかし近年、大切な人命が権力者の行為によって軽んじられているような出来事をメディアで世界や国内情勢など見聞するたびに感じています。例えば人を殺したり殺されたり人命を犠牲にする戦争を平気で是認しているリーダーが存在します。

今朝の新聞の朝刊に浄土真宗を世に広めた親鸞聖人を描いた歴史アニメーション映画が話題になっていることを知りました。併せて主役の親鸞聖人を演じている人が杉良太郎さんでご本人のコメントが書かれていました。杉良太郎さんのこれまでの功績については調べていただければわかりますが、近く公開されるこの映画の中でどのように演じられるのかが楽しみです。親鸞は鎌倉時代前半から中期にかけて親鸞聖人と尊称されていました。

昔の私の実家も浄土宗ですが、同じ仏教でも浄土真宗との違いは法然上人が広めたか後を継いだ親鸞聖人かの違いしか私も知識はありませんが、浄土真宗が全国に広がったように思われます。親鸞が生み出した「歎異抄」の中に苦悩の末に辿りついた「人生の目的」を、多くの人たちもこの映画を通してこれから何のために生きるかを考える機会になりそうです。皆さんも自分自身に「生きる目的」を問いかけてみては如何でしょうか。

2025年2月27日木曜日

縁再び

 忘れないうちに書き留めておこうと思います。先日、朝日新聞の夕刊1面に「天草とイタリア 漫画で縁再び」という見出しで全面に天草とイタリアについての記事が掲載されていました。ご承知のように天草地域は2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界文化遺産に登録されました。とても旬だと思いましたのは、今、NHK/TVで「true colors」という天草の崎津集落を舞台にしたドラマが放送されています。

また私自身も10年以上前から「小さな村の物語 イタリア」というBS/日テレで放送されている番組を視聴続けているのですが、イタリアの静かな村の様子が我々の子どもの頃に過ごした天草地方の様子と似ているのです。日本は集団就職と都会生活が定着したため、天草の村々は過疎化が進行し、かつての賑やかな村の様子は静まり返っているのが現状です。小学校も次々と廃校になり中学校の生徒数もかつての20分の1程度です。

寂しい話はそれくらいにして、実は2年前に長崎県の島原半島にある原城址に、藤沢市在住の彫刻家が私財を費やし0年もの歳月をかけて彫り続けて完成した木彫りの巨大なマリア像が祀られています。かつて長崎に来訪したローマ法王の許しを経て、前述の彫刻家が天草・島原の乱の犠牲者を追悼するために原城址に寄贈されたものです。紆余曲折を経て建立されたこともお聞きしていますが、私も藤沢市内で輸送される前の作品を拝見し、彫刻家にもお会いして大変感動したことを記憶しています。

肝心の話が漏れていました。実は天草在住の漫画家が潜伏キリシタンを題材にした連載を構想したことがきっかけでイタリアの大司教と縁が生まれ、この秋、イタリアから巡礼団が天草を訪ねてくることになったそうです。大ニュースだと感じましたので、この場を借りて皆様に一言お知らせした次第です。





2025年2月26日水曜日

内なる移住

ウクライナ侵攻3年、ロシアでは体制批判による国家の抑圧から逃れるため、人々の間で家庭や仕事に専念して心の自由を得る「 内なる移住」という考えが広まっているようです。日本のような自由と民主主義の国家からは考えられませんが、党が国家を支配している国では国民の自由と民主主義が保障されているとは言えません。しかし国民である以上、国家に対して反対運動や体制批判は許されないのです。

法治国家であることは無政府状態にならないために国家にとって必要な条件ですが、言論や表現の自由を奪われることは国民にとって不幸なことです。日本の現状に対して不満を抱く国民も多いと思いますが、日本ほど国民の基本的人権が保障されている国は少ないと考えます。海外から日本が住み易い国だと言われているのは平和で安全な国だからです。愚痴ばかり言わないで、我々は今一度日本の良さを理解すべきだと考えます。

米国や中国やロシアのような大国では国民間に見えない分断が存在します。つまり民衆の異論は排除され、政府寄りの集団に一方的に富が集中するからです。戦後、議会制民主主義国家を選択した日本は正解だったと考えます。日本が大統領選挙のように直接選挙だったならば他国のように国民間に分断が生じたかもしれません。ロシア国民の「内なる移住」の生活は気の毒ですが、政権が変わらない限り現在の状況は続くでしょう。


2025年2月25日火曜日

国連が動く

 米国民主党バイデン前政権で長引いていたロシアによるウクライナ侵攻が共和党のトランプ政権の誕生で漸く停戦協定への第一歩を踏み出したようです。国連も動き出し、安全保障理事会は24日、侵略の早期終結を求める米国の決議案を米国・ロシア・中国を含む賛成多数で採択しました。国連が紛争解決に全く機能していないと言われてきましたが、やっと安保理が決議を採択する行動に出たようです。

第二次大戦の戦勝国を中心に設立された現在の国連の常任理事国にはロシアと中国が含まれています。トランプ政権の誕生から動き出した和平策の一環として米国が出した決議案に対して、欧州から出た修正案は当然のことですが紛争当事者であるロシアによって悉く拒否され、ロシアに受け入れやすい内容の米国の決議案が採決された模様です。

国連の安全保障理事会の常任理事国には拒否権があることで、国連における紛争解決において常に東西対立を生んできた歴史があります。日本のような非常任理事国10か国は毎年5か国ずつ改選され任期は2年ですが、常任理事国5か国には改選がなく圧倒的な影響力を保持しているのが現在の国連です。大国による小国への侵略を防ぐには安保理改革が肝要かと考えます。

2025年2月21日金曜日

まさかの人生

 人の人生には幸運な「まさか」も不運な「まさか」もあります。幸運な「まさか」に出会うためには、どのように行動したら良いのでしょう。私が思うには、人並み以上にあらゆる場所へ頻繁に足を延ばすことではないかと考えます。かつてIT業界に疎い私は、業界の知識を得るために様々な場所へ出向いたような気がいたします。

神奈川県に住んでいても事あるごとに情報収集を兼ねて多摩川を渡り都内へ出向いてようです。様々な場所の中で多くの「まかさ」の出会いがあったのは事実です。大事なことは「まさか」の出会いの選択の判断を間違えないことです。不運な「まさか」に出会うことも有りうるからです。後は自らの人間力で引き付けられるかどうかです。

幸運な「まさか」を引き付ける力は、先祖から受け継いだ神仏を敬うことによって徐々に育まれるのではないでしょうか。弊社の歴史を辿りますと、度重なる不思議な「まさか」の出会いに運命が救われたような気がいたします。弊社も40年近く前、金融機関からも見放されるほど財務内容が悪化していましたが、九死に一生を得る金融機関との「まさか」の出会いがあったのです。

2025年2月20日木曜日

プロ経営者

 久しぶりにレバノンへ日本から亡命した元自動車会社の経営トップのインタビュー記事を拝見しました。かつて日本の自動車業界トップの一角を占めていた某社はこの人の剛腕な経営改革無くして再浮上はできなかったと言われています。日本のサラリーマン経営者では株主の視線もあり大胆な経営改革が断行できなかったのも事実です。このカリスマ性のある海外のプロ経営者の凄さを某社の見事な復活劇で日本社会が垣間見たようなものです。

しかし日本社会で強烈なバッシングを受けて、経営の途上で役職を降ろされてしまい日本の司法制度を逃れて亡命するという想像できない出来事となりました。尋常な人物ではなかったことは周囲が知るところですが、このカリスマ性のある経営者がもし在任していれば、某社は今日のような経営不振には陥らなかったのかもしれません。残念なのは世間がもっと能力を評価して高額報酬を認めてあげなかったことです。

島国根性が浸透した日本社会は高額報酬を認めたがらない面があります。今日では大谷翔平選手の高額報酬に対しても庶民の抵抗感はないようで、かつてとは時代感覚もだいぶ変わってきたようです。日本社会に企業経営者にもそのような目があれば海外からプロ経営者も招くことも可能でしょう。実績を上げた人には報酬で十分に報いるような日本社会が必要です。イタリアの人が「人と比較しない」ことが自分の幸せだと話していました。立派です。

2025年2月19日水曜日

心温かい人

 世の中には稀に見る天才がいたり、多くの秀才らしき人は存在します。しかし、何の取り柄がなくても人間的に心温かい人は大勢います。寧ろそれが唯一の取り柄なのかもしれません。為政者の場合、心温かい面を持った人が相応しいのですが権力の座に座る人が必ずしもそうではないことが多いようです。心温かい行動を人間社会でどう表現するかが近代社会では問われているのだと考えます。

世の中には様々な権力者が存在します。異論を唱える反対派を徹底的に封じ込めて権力支配を強める為政者が少なくありません。為政者自身は直接関与しなくても周囲を取り巻く人たちは権力者を守るために反対勢力を追放します。政情が不安定な国はこのような歴史の繰り返しではないでしょうか。結局は庶民が犠牲となって国外へ逃れて難民化していきます。

国民を難民化させるのは為政者の重大な責任放棄だと考えます。タリバン政権前のアフガン大統領しかり、シリアのアサド政権しかりです。未だに世界には民族紛争が絶えない国々が多々存在しますが、国内外においても心温かい為政者が増えることを願うばかりです。最近、半世紀前くらいの歌謡曲がカバーソングとして歌われていますが、昔を懐かしめる日本は心温かい幸せな国だと考えます。

2025年2月18日火曜日

私の体験談

昨日、あるコラムに就職氷河期世代について述べられていました。1993年(平成5年)~2002年(平成14年)の頃は日本経済がバブル崩壊でどん底の頃でしたので、大企業は子会社も含め軒並みに新卒の採用を控えていました。今の世代で年齢的に40歳前後から50歳前後くらいまでの人たちを指しているようですが、当時、絶好のチャンスだと弊社は逆発想で思い切り大量の新卒採用に踏み切りました。お蔭様でその頃に採用した人材が今日の弊社の成長を支えてくれました。

卒業生の中には何十社も受験して採用されない人や就職先が見つからずフリーターで働いている人も大勢いました。この機会を逃してしまえば優秀な人材は弊社のレベルでは確保できないと考えていましたので、人材確保のため政府の雇用対策などあらゆる手段を活用しました。キャリアを重ねるごとに育った社員たちが結婚したり、持ち家を構えたりした時などは私自身にとっても経営者冥利に尽きない嬉しい出来事でした。

今日においても就職氷河期世代の人たちが大勢苦しんでいる状況をメディアで知り、国がもっと早く産業構造改革を旗印に雇用の流動化策が打っていれば今日の社会的格差は少しは低減できたのではないかと考える次第です。不況期の採用で弊社も人材に恵まれたし、入社してくれた社員たちも頑張ってくれましたので現在は安定した生活を確保できています。人と同じ経営手法を選択しても企業にはチャンスは巡ってこないようです。

2025年2月17日月曜日

価値観の変化

毎年、現役の学生さんが書いた卒業論文の審査をしています。時代とともに学生さんの関心テーマがどこにあり、そのテーマに対してどのような考えを持っているのか、世代間の価値観の変化を理解する意味でも絶好の機会であり毎年楽しみにしてきました。それぞれの学生さんが多岐にわたりテーマを深く考察するため論文の分量も多く読了するのも大変ですが、自らのボケ防止のためにもなるので前向きに論文の審査を引き受けています。

2月中旬までに論文審査を終え、審査結果をまとめた上で卒業式当日に最優秀者や優秀者を表彰します。我々は読んで審査するだけの役目なので誰にでもできますが、多くの文献を読んで起承転結に論文を仕上げる学生さんの情熱にはいつも感心させられます。しかし、論文審査のうえで最終学年の執筆者に優劣をつけるため、審査する側の人間として審査会には真剣に臨んでいます。

今年度も卒業式当日にOBを代表して卒業論文の表彰を授与する役目を引き受けました。表彰される学生さんのお顔を実際に拝見できるのも、OBとして卒業式に招かれる機会を与えていただけるからです。現役の学生さんが心晴れて臨む卒業式にOBとして何度も登壇させていただいていますが滅多にない貴重な経験でもあり大学側にも大変感謝しています。可能な限り世代間のギャップを低減したいですね。


2025年2月14日金曜日

生成AI

本日は最新の生成AIについて学びました。少し気になっていること は、明日予定されている大学生卒業論文の審査会において、生成AIを使った論文であるかを見分けることが可能かということです。日々進化している生成AIの性能には凄まじい現実があります。論文作成も生成AIを使えばプロンプトによって見事な論文が簡単に書けます。紙の文献も不要となるでしょう。

おそらく企業内で業務の生産性を上げるためにワードやエクセルやパワーポイントのように近い将来当たり前に使わざるを得なくなります。働いている若い人は業務の中で使いこなせますが、問題はリタイアをした人や高齢者にどのようにして使い方を教えるかです。今後はAIを使わなければ必ず生活の時間と費用が無駄な時代になりますので、便利なツールとして使いたいです。

連日のように様々なメディアでAIに関する記事を拝見しますが、今後益々AIを活用した社会になります。多くのサービス業が無くなるかも知れないと世間で言われるのも理解できます。例えば旅行をしたいのならばAIが観光旅行のスケジュールを綿密に練ってくれるでしょう。様々な法律も素人にも分かり易く理解が得られるでしょう。AIで豊かな時代を満喫したいものです。

2025年2月13日木曜日

停戦に向けて

 一度火が付いた国と国との戦争を終わらせることは非常に困難です。しかしながら人類は今日まで戦争を絶やすことがありませんでした。日本も太平洋戦争末期において軍部の力が強過ぎたため連合国との戦争を抑え込む抵抗勢力が弱かったのだと考えます。戦争は誰かが仲裁しない限り、当事国同士で和解することは難しく、決着がつくまで攻撃を続けるため戦争を終結させることはなかなか難しいのです。

米国トランプ新大統領の登場で、近いうちにロシアとウクライナの戦争も停戦が到来するのではないでしょうか。実力を持った大国のリーダーが当事者間の仲裁役をしなければトランプ大統領の登場で希望が持てそうです。バイデン政権ではブリンケン国務長官が両国の首脳同士と度々会談をしていましたが、バイデン前大統領が自ら動くことはあまり見られませんでした。

この点がバイデン前大統領とトランプ大統領を比較した場合、行動力において大きな違いがあります。悲惨な戦争をいち早く終わらせようとするならば、大国のリーダーが仲裁役として自ら動かなければ戦争収束への道はなかなか困難です。一期目のトランプ政権が大国との外交で実績を重ねたからこそ、相手国にもトランプ大統領の意志が通じているのだと考えます。

2025年2月12日水曜日

今は昔

昨日、1949年にスタートしたNHK紅白歌合戦の放送100回を記念して、1969年の第20回紅白歌合戦の記録映像がTVで放送されました。ちょうど1970年大阪万国博覧会を翌年に控えた年末の紅白歌合戦でした。妻と一緒にスタートからラストの「蛍の光」の演奏まで拝見しましたが、往年の有名歌手の歌声を再び聴ける機会を得て大変満足しました。トリは男性歌手森進一さん、女性歌手が美空ひばりさんで、大変懐かしい歌手の方々が出演していました。

当時は私も田舎の高校2年生でしたが、家内は中学2年だったようです。時代は日本の高度成長期の真っ只中で、翌年の万博のアメリカ館ではアポロ11号が持ち帰った月の石が展示されるという高校生の我々には夢のような大阪万博でした。高校の修学旅行も京都・奈良観光、大阪万博、日光東照宮、東京見物と大変豪華なものでした。その前年の紅白歌合戦でもあり、時代を背景にしてテレビ放送も大変活気がありました。

まだ東京オリンピックでは初めてカラー中継されましたが、一般にテレビのカラー放送がまだ無かった時代で、一般家庭のテレビも白黒が普通でした。当時のプロレス中継でのレスラーの顔面出血も白黒でテレビでは驚くほどの興奮はありませんでしたが、実際に観戦している観客が出血したレスラーを見て失神して亡くなることもありました。 犯罪事件も現代社会のように多くなかったと記憶しています。

2025年2月10日月曜日

トランプVS石破

先週、米国から帰国早々に石破首相へのインタビューがTBSテレビで放映されていました。首相が民法テレビ番組でインタビューに直接答える光景を見て、時代は変わったものだなぁと感じた次第です。今回、米国トランプ大統領との会談は日本国内のみならず世界中が注目していたと思うのです。私も米国から帰国したばかりの首相の話は滅多に聴けないと思ってじっくり傾聴しました。

安倍元首相との比較でトランプとは性格が合わないとかメディアなどはトランプとの相性を心配していたようですが、終わってみると無事に会談は順調に進み終了したようです。事前にかなり周到な準備の上で今回のトランプとの会談に臨まれたようです。野党のある政治家は石破首相はここ最近の日本のリーダーの中で一番IQが高いと話していました。 

IQが高いだけでなく、政治家としての永年の実績と経験が無ければ首脳会談を対等な立場で臨むことは難しいと考えます。5回も総裁選挙で負けた方だからこそ、揺るがない政治信念がしっかりと相手に伝わったのでしょう。バイデンに代わってトランプの大統領就任も岸田氏の後任として石破氏が総理に就任したことは私自身も選挙前から望んでいた結果でした。米国にも日本にもメリットがあるとみています。

2025年2月7日金曜日

人との違い

 昨日はある会合の後でお誘いを受けて懇親会に参加しました。このグループで食事したのは初めてですが、それぞれ個性のある方ばかりでいつものことながら自分の性格との違いを感じた次第です。人とお付き合いするのはそれぞれ持ち味に違いがあるからです。よくしゃべる人、あまりしゃべらない人が混在しますが、歳上に気を遣ってしゃべらないのか、内面がわからない印象もあります。

誘われると中々断りにくいのですが、一次会だけにして店の話題が出た二次会は遠慮して一人別れて帰宅しました。初めてのお誘いでもあり、以後何度かお付き合いする機会もありますので、自分として節度を考えたのです。しかし何度も言うように人はそれぞれ行動力から趣味嗜好まで違います。人に合わせることは難しいものです。

本日は会社のネットワークが停止することもあり、この辺で原稿を閉じます。

2025年2月6日木曜日

大スターの存在

毎朝リスニングしているラジオ深夜便で俳優の某スターのインタビューを聴きました。かつては銀幕の世界でもスポーツの世界でも大スターの存在がありました。 野球なら長嶋茂雄、プロレスなら力道山、俳優なら石原裕次郎など各界に国民が憧れるスターの存在がありました。某スターが語るには近年は皆同じような存在になってしまったということです。

スターの存在に憧れて地方から多くの若者が上京したものです。現在は都会に人口が集中して日本人全体が横並びの存在となったのだと思います。残念ながら昭和時代が生んだかつての大スターは殆どの方がこの世から亡くなりました。私たち自身も年老いたので往年の大スターが今現在も生存していることは稀です。御年86歳になられたかつての大スターのインタビューはとても感動的でした。

ラジオ深夜便も限られた人しか聴かれていないラジオ番組だと思いますが、若い方にも早朝の僅かな時間なので耳を傾けてみることをお勧めします。米大リーグで活躍している大谷選手も大スターと言える存在ですが、憧れを抱く青少年が大志を抱いて自らの人生を力強く歩んでくれることを願わずにはいられません。我々自身も大スターに憧れて大人になったのですから・・・。




2025年2月5日水曜日

5年の歳月

 今から5年前、新型コロナウィルスの集団感染が起きたダイヤモンド・プリンセス号が横浜港に寄港したばかりの頃、弊社は創立40周年記念パーティを大勢のご参加の下、みなとみらいの某ホテルで開催中でした。事前にホテルからはスタッフがマスクしている旨の連絡がありましたが、弊社関係者は皆マスク無しで祝宴に臨みました。あれから5年、ダイヤモンド・プリンセス号も通常通りに運行されていますが、弊社も創立45周年を迎えました。

5年前はオーナー社長として創立40周年を無事に終えることができましたが、5年後の今日はNTTデータグループ会社として新しい門出を迎えました。5年前には会社の将来展望は見えていませんでしたが、5年の歳月であっという間に会社の状況が変わりました。私自身も36年間のオーナー経営者の身から普通の取締役に変わりました。正直なところ代表を降りてホッとしたのが本音です。中小企業の経営者としての苦労を存分に味わったからです。

若い頃に感じた5年は景気の変動で業績の浮き沈みがあっても何とか精神的に耐えられたものです。しかし人にも依りますが、オーナー経営者も60歳を超えると知力も体力も気力も若い頃と違い少しずつ衰えてきます。私自身も5年前と5年後の現在とでは随分精神的にも違います。5年という歳月はあっという間に過ぎ去りますが、その間自らの身辺もガラリと変わる可能性がありますので、後悔しないように与えられた人生を大切にしたいものです。

2025年2月4日火曜日

大作に触れる

普段、新聞のテレビ番組欄は見ずに画面通しでしか番組を確認しないのですが、テレビの時間帯を横並びに見て偶然にもNHK・BSで「サウンド・オブ・ミュージック」を見つけました。これまでの人生で何度この映画を見たかわかりませんが、番組を見つけた時は思わず感動しました。こんな話は誰もあまり興味がないと思いますが、若かりし頃の洋画の記憶は今でも目に焼き付いています。兎に角、「サウンド・オブ・ミュージック」は最高でした。 

最近は外でも映画を見ることが少なくなりましたので、今後は映画鑑賞も増やしたいと考えていますので、お勧めの映画があれば是非ご紹介していただきたいところです。かつては「ベンハー」や「風と共に去りぬ」など大作を鑑賞していましたが、近年では「タイタニック」くらいで殆ど大作らしい作品にはお目にかかっていません。寧ろ邦画で山田洋次監督作品は自分の性格に合っているのか繰り返し鑑賞します。

最近、テレビで司馬遼太郎の作品「坂の上の雲」のNHK大河ドラマが再放送されていますが、若い頃に観た大河ドラマの印象とは時代背景も違うからなのか毎回感動を覚えます。歴史的には130年くらい前の出来事ですが、日本人の生き様が如何に凄かったのかを感じ得ずにはいられません。同時に渡辺謙さん主演の「独眼竜政宗」も最初から録画していますが、これからの自由な時間での楽しみです。学校時代は暗記科目の歴史が嫌いでしたが今は大好きです。





2025年2月3日月曜日

時代の変化

少子高齢化で企業側の人材確保は今後益々厳しくなっていくのは避けられない状況です。初任給を大幅に上げたり、大学時代の奨学金を入社後に企業側が代わって返済するような時代です。一方では副業を認めたり、一旦退職しても再入社を歓迎したり、年功賃金を止めたり、成果を上げる人は年齢やキャリアに関わらず厚遇する会社が増えてきました。企業経営のやり方も様々で特色を有する時代なのかもしれません。

米国ではトランプ政権になってダイバーシティという言葉さえなくなりつつあります。つまり人種、性別、国籍、宗教、価値観といった多様性を制限するような社会に変わりそうな雰囲気です。米国は政権が代わるとこれまでの常識が常識ではなくなることもあります。日本も少数与党政権となり、保守も革新もなく、国会で議論されながら、これまでにない国民寄りの政治が進むことになるでしょう。

 米国と日本の関係もさらに緊密になるだろうと予想しています。トランプ政権が関税をちらつかせることで市場は警戒感を抱いているようですが、過度におびえることはなく、米国の様子を長い目で見た方がいいと考えます。ロシアやイスラエルが軍事的に戦地から撤退することの方が世界経済にプラスの効果は大きいでしょう。トランプは性格的に非核、軍縮派の人だと解します。米国が共和党政権に変わって良かったと言える日は遠くないと考えます。