久しぶりにレバノンへ日本から亡命した元自動車会社の経営トップのインタビュー記事を拝見しました。かつて日本の自動車業界トップの一角を占めていた某社はこの人の剛腕な経営改革無くして再浮上はできなかったと言われています。日本のサラリーマン経営者では株主の視線もあり大胆な経営改革が断行できなかったのも事実です。このカリスマ性のある海外のプロ経営者の凄さを某社の見事な復活劇で日本社会が垣間見たようなものです。
しかし日本社会で強烈なバッシングを受けて、経営の途上で役職を降ろされてしまい日本の司法制度を逃れて亡命するという想像できない出来事となりました。尋常な人物ではなかったことは周囲が知るところですが、このカリスマ性のある経営者がもし在任していれば、某社は今日のような経営不振には陥らなかったのかもしれません。残念なのは世間がもっと能力を評価して高額報酬を認めてあげなかったことです。
島国根性が浸透した日本社会は高額報酬を認めたがらない面があります。今日では大谷翔平選手の高額報酬に対しても庶民の抵抗感はないようで、かつてとは時代感覚もだいぶ変わってきたようです。日本社会に企業経営者にもそのような目があれば海外からプロ経営者も招くことも可能でしょう。実績を上げた人には報酬で十分に報いるような日本社会が必要です。イタリアの人が「人と比較しない」ことが自分の幸せだと話していました。立派です。
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