交渉人のことをネゴシエイターと言いますが、重要な交渉事にはタフネゴシエイターが必要となります。特に国同士の外交交渉において交渉の結果は国益に結びつきますので、容易に相手方の提案に譲歩してはならないのです。企業における取引契約も同様で、タフネゴシエイターが社内に存在しない時は経営者自ら条件交渉に臨まなければなりません。
今、トランプ政権との関税交渉で担当している赤沢大臣を選任したのは石破政権のいい判断だと思います。日本の首相で優れていたネゴシエイターは安倍元首相だったように考えます。長期政権でマイナスのイメージもありましたが、海外との外交交渉においてはずば抜けた能力を有していたように感じます。ロシアのプーチンとも米国のトランプとも対等に交渉していました。
人には向き不向きがありますので、国でも企業でも対外交渉においては適材適所の人事を行うことが重要です。タフネゴシエイターは中々存在しませんが、赤沢大臣は素晴らしい交渉をしていると考えます。80年代の日米の歴史を引きずっているトランプも日本の基幹産業に何としてでも関税を掛けようとしています。日本に交渉で負けたくないという米国のプライドがあるように見えます。‐
0 件のコメント:
コメントを投稿