2025年6月19日木曜日

お米の話

 入梅したばかりと思っていましたが、梅雨明けのように真夏の暑さが続いています。高温がもたらす熱中症や食中毒はこの時期に発生しやすいので、今後は日々の生活でさらに気をつける必要があります。お米も備蓄米の安値による大量放出で庶民の生活やご商売されている方にもいくらか助かっていると考えますが、新米がこの暑さで生育が順調に進むかどうか生産者は心配されているようです。

新米が不作だと出荷量が不足しますので市場価格が高騰せざるを得ない状況となります。かつては北海道のような寒冷地では本州のようにお米が育ちにくいと言われていましたが、寒冷地に強いお米が開発されて、今や北海道は国産米の中でもブランド米「ゆめぴりか」など美味しいお米の取れる産地となりました。また地球温暖化で本州と夏の気温が変わらなくなりました。

熱中症や食中毒の予防とともに、寒冷地に強いお米の開発よりも、これからは温暖化に強いお米を開発して生産者が安心してお米の耕作ができる環境が必要と考えます。小泉農相の登場で流通過程による米価の複雑な取り決めの実態があぶりだされようとしています。これまでの日本の農政を未来型に改革しないと日本の食料自給率は改善しないと考えます。


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