2025年11月4日火曜日

働くこと

先日、某上場企業の経営者が国が提唱している「Work Life Balance」に否定的な考えを話していました。自社では「Work in Life Balance」を提唱しているとのことです。つまり、一日24時間という限られた時間を仕事と人生でバランスすることは極めて難しいということのようです。時間は限られていますので、仕事と人生の時間配分を一概に決定づけることは無理で、簡単に分離できないという考えです。

仕事を人生の一部だと捉えれば仕事のやり方は幾らでも工夫ができます。高市首相が自分は「Work Life Balance」という言葉を捨てて、「働いて、働いて、働いて働く」という発言をしたところ様々な世論の反応があったようですが、ご本人が言いたかったことは「労働時間の規制」の緩和が必要だということです。働きたい人にはあまり労働時間の規制を強化しないのです。

労働者の労働時間にもっと柔軟性を持たせてもいいのではないか、一概に国が規制を強化することが労働者人生にとって幸せなことなのかということです。仕事で重要なことはレベルにあった役割と仕事の成果となるアウトプットで、労働時間に対する考えは個々人の事由によって異なるのが当たり前で、労働時間の長さそのものではありません。