2019年11月8日金曜日

天気病

以前より妻から「病は気から」の「気」は天気の「気」である事を教えられていたのですが、昨日TVで実際に天気病という疾患があることを初めて知りました。人によって気圧の変化に敏感に反応して体調を崩す傾向があるということです。主に頭痛や倦怠感に度々悩まされる人が国内に1千万人いると言われています。つまり10人に一人はこの類の病に悩んでいるという由々しき事態です。私も業界の健保組合で組合員の医療費の支出状況を毎年見てきましたが、精神的な疾病による医療費は年々右肩上がりで増えてきています。実際、天気病による苦痛などは本人でなければ分からないこともあり、多くの企業が従業員の体調不良への対応策に頭を抱えているのが現状です。実際に患者が悩んでいる天気病の相談に乗っている専門の医者もいますが、まだ一般的には広く知られていないようです。企業も働く人にとって心休まる職場かどうかは企業間でそれぞれ違いがありますが、貴重な人材を抱える企業としても予防対策も徐々に発想の転換が必要ではないでしょうか。気圧の変化に加えて仕事上のストレスなどが蓄積すると、多くの人が体調を崩しかねない現実にある事を関係者はもっと理解を示すべきだと思います。

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