2019年11月22日金曜日

格差をなくす

同一労働同一賃金の法律が来春から施行されるようです。平成10年前後の頃、日本には就職氷河期で正社員に採用されなかった多くの学生がいました。当時は契約社員として、正社員と同じ仕事をしながらも、事実、夜遅くまで仕事量をこなしても固定給のみで残業代を払わなかった大企業も多かったのです。今では考えられない話ですが、それで仕事を辞めた人も多々いたのだろうと想像します。あれから随分歳月も経ましたが、国も漸く重い腰を上げて改革に乗り出したという印象です。当時、まだ中小零細のIT企業でありました弊社は、不況は最大のチャンスと考えて大量に新入社員を採用しました。また就職できずにアルバイトしていたフリーターの大卒も積極的に採用しました。お陰様で当時の入社組も20年のキャリアを経て、現在は弊社の大黒柱となって活躍してくれています。新制度の施行は、働く人たちの立場を最優先に考え、極力格差をなくすという事が世に問われたものだと思います。

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