2020年4月10日金曜日

母の話

先日、小さな書斎を作った話はしましたが、併せて部屋の模様替えを久しぶりにしました。大体、模様替えの発想は我が家の奥方から出てくるのですが、否応なく手伝わされるのが私です。書斎の部屋に居間から仏壇を移しました。ついでに不要なものをシュレッダーにかけたのですが、たまたま10年前に84歳で亡くなった大正13年生まれの母の遺品が出てきたので整理しました。母の思い出を話すと何時間も掛かるので省きますが、残された遺品の中で一番大切にしているのが何冊ものノートに綴られた日記です。死ぬまで単身で細々と生活していましたので、ノートを読むとまるで未だ生きているように感じます。今回、初めて発見したのは、母が何の目的で取り寄せたのか、当時50歳の母が1976年に私の故郷の役場から手に入れた戸籍謄本のコピー3部です。謄本の内容には1960年に母が34歳頃(私は7歳)に父と協議離婚をしたことが記されていましたし、父の再婚も最後に記されていました。母が自らの人生をどんな思いで死ぬ間際まで生きてきたのか不明ですが、きっと若かりし頃の事をいつも後悔しできたに違いないと思います。

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