2020年4月13日月曜日

ICTその2

新型コロナウイルスの院内感染が広がる傾向となる中、遂にオンライン診療が初診でも限定的に解禁されるようになりました。海外では当たり前でも、初診においてオンライン診療は日本医師会が認めてこなかったのが現実でした。在宅勤務によるテレワークも今回の大惨事で必要に迫られて推進されたようなものです。日本のICT政策にはビジョンは描かれても戦略と実行力が不足しているので、これまで遅れてきました。ICTを諸外国並みに普及させるためには様々な規制のしがらみを撤廃する必要があります。必要に迫れれば政治も中央省庁も重い腰を上げざるを得ないということでしょうか。未曽有の感染拡大を見せている新型コロナウイルスですが、世界中に感染が拡大している中ではオリパラどころの話ではなかったと思われます。今後、少子高齢化が一段と加速する中で、医師不足を補うためには、医療機関における更なる診療のICT化によるスピードと自動化が一段と求められてきます。掛け声だけで、事前準備がなされなければ、未来に向けて現状を打破する政策を実行することはできません。

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