2021年1月27日水曜日

PC時代

 今夕、社内の「プチアウトプット研修」に参加しましたが、発表者のYさんの話を聴きながら1990年頃のことを思い出しました。IT業界も当時はまだPCが主流の時代ではありませんでした。メインフレームを中心としたシステム開発が中心で、バブルの崩壊とともに開発案件がストップし、ソフトウェア業界(現在のIT業界)において多くの企業が次々に倒産していきました。当時、収入の足しにメーカーへ提案して連携して始めたのがパソコン(PC)教室でした。

メーカーの取引先企業にもこれからはパソコン(PC)を業務で使う時代が来るということで、私自身もユーザー様向けのPC教室の講師を引き受けていました。技術のこともわからず、にわか勉強でお客様の前で講習を行いましたが、途中で生徒様からの質問に戸惑うこともあり、毎日が復讐の連続でした。1995年以降はウィンドウズの登場と共に、新しいPCが続々と登場し今日に至っているわけです。

しかし日本のPCメーカーも当初は順調でしたが、その後海外の低価格製品に押されて次々にPC事業から撤退していきました。私自身もホスト時代は元々が素人故に技術の吸収にとても苦労しましたが、技術の変化が早いことが、PC時代になってUI(ユーザーインタフェース)が進化してPCの技術を覚えることに運よく繋がったように思います。前職は10年経っても商売の中身が変わらない地味な業界でしたが、IT業界は技術の進化が絶えない夢の業界でもあります。

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