2021年1月29日金曜日

人材(人財)の流動化

コロナ禍で対面業種の人材(人財)に余剰が生まれています。デジタル・テクノロジー化が産業界に浸透すると人余りになることは必然でしたが、DXなど夢物語で実情が把握できず人材の流動化政策も打たれてこなかったのです。漸く新政権になってカーボンニュートラルとともにデジタル化を加速させようという動きになってきました。

しかし残念ながらDX人材が圧倒的に足りないのが現実です。他産業からの転向組も否定しませんが、新規学卒者から人材育成を急がないと産業転換後においてミレニアム世代を新しい事業で活かすこともできません。イノベーションを起こしてベンチャーを育てなければ日本の未来はありません。コロナで失われていく雇用を産業転換の場で活かすチャンスとすべきです。 

海外の優秀な人材を確保することも国内のデジタル人材を高度化する上で必要だと思います。日本はまだまだ人材の質では世界に負けないと思いますが、世界に対抗するには優秀な人材を育てる先進的なフィールドを揃えなければなりません。GDPが伸びていかないのは技術的な付加価値をグローバルに提供できていないからだと思います。

 いつしか何十年後かに米国のGAFA+Mや中国のBATと対抗できるような付加価値の高い企業体が何世代後に生まれることを真に期待したいものです。敗戦後に廃墟から立ち上がってきた日本の勢いをDXで叶えることができれば産業競争力を飛躍的に向上するでしょう。我々も微力ながら産業の下支えをしていきたいと考えています。すべて人材(人財)ありきです。

1 件のコメント:

  1. 同感です。パラダイムシフトを可能にするのは人材(人財)ですね。

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