2021年1月23日土曜日

余談

昨日、何気なくTVのニュースを横目で見たら、広島や長崎の平和記念公園で集会が曇り空の中で開催されていたのですが、「何で今頃に集会が?」と一瞬思ったのです。その後にゆっくり調べてみると、下記のような歓迎すべき国連における様子が理解できました。 

昨年10月に国連加盟国50か国で条約が批准された「核兵器禁止条約」が昨日22日に発行されました。50か国が国連の条約制定・批准の条件で、先月12月にはアフリカのベナン、そして今日カンボジアが加わり、52か国が条約を批准したことになりますが、今後更に批准国が増えていく予想のようです。

米国の核の傘の下で守られている我が国は、世界で唯一の被爆国でありながらこの条約には残念ながら後ろ向きの姿勢です。しかし、この条約は国連加盟国に対して今後の核開発の抑止力に少なからずなることは間違いないと思われ、当該の国連の条約が発効されたことに感慨深さを感じた次第です。

現在でも75年前の広島・長崎への原爆投下に対しての是非が問われていますが、超右傾化していた当時の軍部は米軍上陸へも国民総動員で最後まで戦い抜くような様相でした。昭和天皇によるポツダム宣言受諾の御聖断無くして戦争が終結しなかったことは、先日亡くなられた故半藤一利さんの著書にも記されていました。

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