2023年10月23日月曜日

小説を愉しむ

 先日、ラジオ深夜便で作家・故三浦綾子さんの第一秘書をされていたという方のインタビューを聴きました。その方のお話を聴いて、是非とも三浦綾子さんの小説を読みたいという気になりました。書店の文庫本の棚から選んで購入したのが「塩狩峠」新潮文庫です。素晴らしい内容だったので、昨日は「氷点 上・下」を購入しました。

聞きますところ、話題作でドラマにもなったそうですが私の記憶にはございません。寧ろ、ドラマ化されたものを見ない方が小説の想像は膨らみます。ちょっと前に、芥川賞や直木賞それに本屋大賞を受賞した小説を読んだ後に、ドラマ化された同作品を見て自分の想像とだいぶ違ってガッカリしたことがあります。やはり小説を読んだ方が想像は膨らみます。

さて「氷点」ですが、読み始めてこれからの作品の展開が内容的に凄そうな印象を抱きました。ドラマ化されるには格好の作品なのかもしれません。上・下巻ですので、ゆっくり読もうと考えています。若い頃は感受性が乏しかったのか、どちらかというと女流作家の作品はあまり好んで読みませんでしたが、人生経験を経たシニア世代になって漸く読むようになりました。

今朝は石川啄木の短歌について「絶望名言」として意見交換がありましたが、啄木の短歌に表現される気持ちも、この歳になりいくらか理解できるようになりました。短歌や俳句は感性も乏しく才能もないので、人の評論を聴くようにしています。歴史物は兎も角として、現代小説はもっと読んで愉しみたいです。是非、ご紹介ください。


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