2023年10月31日火曜日

日銀の動き

日銀の政策決定会合で長期金利を「上限1%を限度に」から「1%を目途に」という表現に漸く変わったようです。私も素人なので評価できませんが、黒田前日銀総裁による異次元緩和による市場金利の低下が長引き、円安が止められなかったように感じます。外貨決済の企業には軒並み円安による為替差益を齎しましたが、原材料の輸入価格は総じて上昇一方で異常な物価高を招きました。

そろそろ国内金利を上げる方向にならないと円安による物価高は防げないと考えます。政府・日銀の金融政策として難しいかじ取りですが、海外との金利差は少しづつ縮めていかないと日本経済は弱体化します。景気を冷やさないよう為替も徐々に円高に誘導されるのが望ましいと考えます。日本は多くの原材料を輸入していますので購買力をつけるためにも必要です。

先日、全米自動車業界組合が全面ストを行いましたが、経営側は中々妥協しなかったようですが、結果的には組合側が大幅な賃上げに成功したようです。好景気が持続している米国では組合がインフレ対策にストを敢行しましたが、円安に苦しんでいる日本では考えられない現象です。継続的な賃金上げを実現するためにも日本企業は業績をもっと伸ばさなければなりません。

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