2024年10月31日木曜日

人生の愉しみ

米大リーグ・ワールドシリーズ5戦目で遂にドジャースがヤンキースを破り4勝1敗で優勝を果たしました。日本のファンをはじめ本場米国の野球ファンでニューヨークヤンキー球場は大変な盛り上がりとなった大試合でした。大谷選手の活躍は昨年1年間、エンジェルズでの大活躍ぶりをNHKBS放送で毎朝観てきましたが、今年ドジャースに移籍してからも毎朝各チームとの試合をほぼ毎日のように拝見してきました。

日本の野球にも注目していますが、日本のプロ野球の試合は結果を見ることが多く、仕事などでデイゲームやナイターを全試合観戦することは時間的に難しいところがあります。しかし、米国のメジャーリーグベイスボール(MLB)は米国時間が前日の夕方のため日本時間の早朝に試合は繰り広げられますので、毎日早起きすれば全試合の観戦が可能です。毎日その習慣を1年を通して続けてきました。

今年はパリ五輪もあり夏場もスポーツの祭典で存分に楽しまされましたが、海外と時差があることはMLBでもLIVEで観戦することができますので日本の野球ファンとしては大助かりです。大谷選手の活躍を昨年エンジェルスチームで観戦して以来、ドジャースの試合も観続けていますので、我が家ではすっかりNHKBS放送の虜になってしまいました。数年前まではMLBにも全く関心がありませんでしたが、人生の愉しみがまた一つ増えました。

 

2024年10月30日水曜日

素直さと謙虚さ

自公政権において永田町の論理と国民感情のかけ離れた現況が先の衆議院選挙の結果に反映されたように思われます。政治も失敗しないと自分たちの誤りに気付かないものです。松下幸之助の教えに「素直になる」という言葉がありますが、政治も素直な気持ちで国民の声に耳を傾けないと国民から支持されないことになります。内閣支持率が低迷するのは何が原因かを謙虚に辿らなければ今回のような選挙における大敗に繋がるのです。

従業員に支持されない企業経営であれば企業はとっくに潰れています。社歴が長い企業は顧客からも取引先からも従業員からも支持されてきたから今日まで生き残っているのです。近年、政治家ではなく政治屋が多いと言われるのも庶民から本当の政治家として尊敬されていないからです。今回も自公政権において政治資金の裏金問題をすり抜けようとしている姿に国民の怒りが爆発したものと考えます。

石破新政権も政治資金の裏金問題を衆議院選挙大敗の原因だとして続投することになりましたが、今後党内でこの問題はしこりを残すことになるでしょう。この際はもう一度自公政権を立て直すつもりで野党の意見にも謙虚に耳を傾け、国民が何を求めているのかを党派を超えて考えるべきだと考えます。今後、党内を纏められるかどうかが石破政権の命運に懸かると思われます。政策の遂行において波乱が起きないことを祈るばかりです。

2024年10月29日火曜日

米大統領選挙

 愈々8日に迫った米大統領選挙ですが、どちらが勝利するか勝敗はかなり接戦のようです。日本政府も経済界も大統領選の結果を見ている感がありますが、トランプが勝利した場合には輸入関税の引き上げや米軍費用の押し付けなどの問題が懸念されています。ハリスが勝利ならばこれまで通りの対応で済むかもしれませんが、寧ろトランプが勝利した場合の対策を事前に日本側は早めに練っておいた方が良いと考えます。

米国は民主党と共和党がの勢力は拮抗しています。これまでの大統領も民主党だったり共和党だったり交互に交代してきました。つまり、大統領が交代することで政治も経済も時の政権に応じて政策が縦横に変化するので経済も成長曲線が描かれるのだと考えます。日本は政権が変わらないから政策も変わらないし、経済も活性化しないのではないでしょうか。もしもでも良いのでトランプに対抗できる体制づくりを急ぐ必要があると考えます。

トランプ政権ができることで攻撃的であるイスラエルやロシアも姿勢や対応を変える可能性があります。変えなければ現状の悲惨な状況に終わりは見えず戦争状態は変わりません。トランプも共和党を代表する大統領への就任となるので連邦議会の議論を無視することはないはずです。選挙前から杞憂しても仕方がないし、寧ろ今からでもトランプ対策を考えたいものです。分断している米国社会は選挙結果次第では暴動が起きかねません。

趣味と健康管理

今年初旬から月1回の蕎麦打ち教室に通っています。1回だけ用事で教室を欠席して皆勤賞とまでは行きませんが、蕎麦打ちもこの10月27日で今年9回目となり随分慣れてきたように感じています。メンバーの中にはケーキづくりやパンづくりまで通っているという方もいます。これまで蕎麦は外食するだけでしたが、まさか自分が蕎麦打ちをするとは考えてもみませんでした。たまたまご近所の方が自分一人で参加するよりと私を誘っていただいたのです。

これまで山登りやマラソンなど様々な趣味らしき体験をしてきましたが、大体仲間から誘われて始めたことが多いです。最近は歳も取ったので同世代のスポーツ仲間が減り、若い世代の方たちと一緒にスポーツをする機会に時々参加しています。動かなければと感じつつも億劫になる傾向にあります。若い頃の話をしても今更仕方がないのですが、20代の頃は一人で登山したり少ない休暇でも積極的にあちこちへ出かけることが好きでした。

さてスポーツの秋と言っても既に晩秋ですが、天気が良ければ積極的に外出してウォーキングを習慣づけましょう。弊社は仕事上、座ったままで仕事をする時間が長いために、従業員の健康管理には特に注意を払ってきました。健康経営に励んできたその努力もあり、横浜市スポーツ協会からも独自に体操などのご指導を戴いております。健康管理はとても大切で定期的な健康診断も欠かさないようにしています。 

2024年10月28日月曜日

選挙を終えて

今回の衆議院選挙は残念ながら投票率が低かったようです。多くの方も同じように争点のない今回の衆議院選挙に対して投票する意欲がわかなかったのが現実ではないでしょうか。2年間に及ぶ選挙資金の裏金問題がずっと永田町では続いていました。肝心のインフレ対策や国民生活より選挙資金の裏金問題で紛糾しつづけてきた国会であったように思われます。

就任したばかりの石破首相が突然の解散に走ったり、もしや裏金問題もうやむや?になるかもとか、さらに未公認議員への政策活動費の送付など、国民の怒りを無視した執行部の対応などが自公連立政権の大敗北に繋がったのではないでしょうか。良識ある国民は選挙戦の争点がなくてもお灸をすえる意味で投票所へ駆け込んだのではないかと考えます。私自身も同じような思いでした。

選挙前にメディアが予想したように、自公政権が今回の衆議院選挙で過半数を獲得できるかが大変注目されましたが、案の定、政局不安定な結果となったようです。市場も政治の不透明で不安定さが当面続くことは覚悟しなければなりませんが、円安が進むということも日本売りが為替市場で起きている証拠です。株安・円安は日本経済としてもダメージが大きいと考えるべきです。

 

2024年10月25日金曜日

人的資源

 激変するビジネス社会において次世代リーダーをどのように育てるかは各企業が課題として考えていることです。最近はサクセッションプランというものが取り入れられて事業承継がスムーズに遂行できるように人材育成が行われているのです。育成方法は色々ありますが、私の経験上、20代半ば(つまり入社して3年目くらい)頃から外部の異業種交流会など重要人材が多く集まる場に参加させて切磋琢磨させることが大切です。早いに越したことはありません。

大企業にいると社内人材ばかりを目標として参考にしますが、異業種交流では様々な人材に出会うことで客観的な視野の広がりも体験できます。私も最初入社したのは大企業でしたが、社外の多くのステークホルダーとの関係構築で様々な場面でのビジネスの対処の仕方を覚えました。会社を立ち上げようと考えるならば、財務会計の知識は勿論のこと、対外的な折衝能力を身につけなければ会社の成長を軌道に乗せることも維持することも不可能です。

しかし企業には事業承継時期は必ず訪れますから2代目、3代目の候補となる人材を立て続けに育成していかなければなりません。後継人材の選定は難しいために早くから水面下で候補となる人材を競わせることが必要です。と言ってもその気になる人材の発掘は容易ではありません。見込みのある人材は入社当時から自分自身で大志を抱いています。つまりハングリー精神に富んでいる人材を見極めることが上司には必要となります。豊富な人的資源を持つ企業が必ず勝利します。


2024年10月24日木曜日

社会的考察

 コロナ禍からこの4,5年、日本国内で詐欺や窃盗事件が頻発しているように感じます。何故この種の犯罪が減らないのか原因判明は容易ではないと思いますが、正しい生き方をしている人と犯罪を犯す人との行動の隔たりがあまりにも大きいと感じます。犯罪を犯す人には何かが人間形成上に問題があるとしか言えません。家庭環境や社会環境による何かが間違った方向に人間を導くのでしょうが、同じ日本人であるからには正しい生き方をしている人を増やしたいものです。

かつての日本では凶悪な事件は現在ほど多発していなかったと思われます。東京一極集中だけの話ではありませんが、地方からの若者がこの半世紀に都会へ出て生活を営むようになり、人間関係が希薄になってきたから他人を思いやる気持ちが欠けてきたのかもしれません。それと経済的・社会的な格差が政治的にも見過ごされて人心が荒廃してきたのかもしれません。教育の格差も影響していると考えます。

残念ながら犯罪と事件の摘発はいたちごっことなり、社会課題を改善する手立てや問題解決の見通しすら見えないのが現実です。犯罪を予防したり取り締まるばかりでなく、根本原因を解決しなければ犯罪は減らないと考えます。私が思うに政治家がもっと真剣に襟を正して、国民生活を守るため世の中の犯罪を減らすにはどうするかを根本からを考えてほしいのです。

2024年10月23日水曜日

人生

 渥美清さんの「男はつらいよ」も西田敏行さんの「釣りバカ日誌」も、シリーズものの映画でどれほど多くのファンが楽しませてもらったことでしょう。「男はつらいよ」シリーズもちょうど青春時代に毎回混雑した映画館で立ち見していた若者たちは当時珍しくなかったのです。今でいう長時間労働は当たり前の時代の中で、映画とはいえ「男はつらいよ」での寅さんの生き方にビジネスマンも憧れたものです。西田敏行さん演じる「釣りバカ日誌」も同様に鈴木建設のような現実離れした会社の様子に当時のゆとりある時代を懐かしく感じた方が多いのではないでしょうか。

お二人とも残念ながらご病気で亡くなられましたが、誰しも生身の人間ですからいつどのような病が原因で患うかもしれません。健康な身体があってこそ仕事も余暇も楽しめますし、人を愉しませる仕事もできます。日々の健康管理ほどご本人にとってもご家族にとっても周囲の支援者にとっても大切なものはありません。人は周囲の皆さんに支えられて生きていますから日々の健康管理は自分自身の務めでもあります。しかし人間誰しも体のつくりはまちまちです。つまり免疫である抵抗力が人それぞれ違うのです。

記録映像や写真は残りますが、過ぎ去った人生は二度と来ないし後戻りしません。「一日一生」という言葉がありますが、今日限りの命と覚悟して真剣に生きることは大切なことです。人生はその連続なので充実した一日と言えるように毎日を生きたいものです。人間にとって幸せとは元気に毎日を生きることだと思うのです。経済的な裕福度合いは皆違いますが、どんなに裕福の人でもお金で健康は買えないのです。生きていれば辛い事や苦しいこともありますが、愉快なことや楽しいことも多々あります。頑張りましょう!

2024年10月22日火曜日

政治は変わるか

政治も経済も世襲が悪いとは言いませんが、有権者やステークホルダーに多様性の便益をもたらすには世襲ではない方がいいような気がいたします。 世襲政治家は地盤・看板・カバンが元々あるので政治基盤を引き継ぐことが容易ですが、知名度ゼロから立候補したり自らの意志で起業したりするには当然様々なリスクが伴います。でも実際には与党議員の3割は世襲議員だと言われています。親にとって子どもは可愛いので自分の後を継がせたい気持ちは理解できますが、今までと違う発想や多様性は他人のやり方からもたらされるものです。

日本に限らず政治の世界では世襲が見られますが、経済の分野において企業が世襲によって成功した例は少ないような気がいたします。GAFAMでも世襲がないから成長し続けるのではないでしょうか。本来、政治も世襲をしなければもっと政治は変わるはずです。政治家は自分に不利な法律は作らないでしょうから日本の政治は変わらないとも言えるのです。日本の人口は確実に減っていきますが、政治家の数を減らす、或いは世襲性を見直す議論も全く聞こえてきません。極端に言えば政治家自らが今日の日本を招いているとも言えるのです。

今回の選挙では与党の過半数割れが指摘されていますが、もしそうなれば烏合の衆で自民党を中心とした新たな連立政権へ導かれる可能性はあります。事前の準備不足などで野党の連立政権はあり得ないと考えますが、いずれにしても政局が波乱含みとなればこれまでの政策も大転換することもあり得ます。メディアでも指摘されていますが、国会議員と国民との時代感覚の相違があり、国内外ともに主権国家としての在り方が問われているような気がいたします。政治が変わらなければと政治家本人たちが唱えていますが、選挙が終わると元に戻るのがいつものパターンのような気がいたします。

2024年10月21日月曜日

偶然

昨日、妻が退院して来ましたが、久しぶりに目を通した新聞の片隅に、元病院理事長・故徳田虎雄氏のお別れの会が同日に都内のホテルで開催されたようです。かかりつけの医師から紹介され初めて通院した7/9の翌日に徳田氏がご逝去され、再び通院した1週間後には廊下に遺影と共に供えられた 芳名帳に私も氏名を記入したのです。それから何回ともなく病院にはお世話になっておりますが、徳田虎雄氏については以前から興味を抱いていましたので本当に奇遇です。

まさか妻が通院初日の翌日7/10に亡くなられて、退院した昨日10/20にお別れ会が催されているとは何か縁があるみたいです。もう一つ不思議なことは、今度の衆議院選挙の戸塚区選出議員候補者に弊社の元取締役の奥様が立候補されていたことです。たまたま数日前にTVの政見放送で顔写真とお名前を見て「そっくり!もしや・・・」と思ったのです。多分間違いないと確信したのですが、今朝、駅で街頭演説されているでご本人に質問しましたところ正解でした。偶然は必然!?

世の中には不思議なことが多々あります。偶然かもしれませんが、自分の人生を振り返る時に人とのご縁を感じることは大変な幸せでもあります。私のブログのテーマは「人間万事塞翁が馬」なのですが、生きていれば必ず運命を天が味方をしてくれるという事でもあります。皆さんもご家族や友人・知人の存在に感謝して人生を前向きに歩んでいくと、きっと幸せな機会にめぐり合うと確信していますので、出会いを大切にしていただければと考えます。

2024年10月18日金曜日

病院の話

もう古い話ですが、当時高校を卒業して受験勉強のために上京した年に2回も入院して手術をしたことがあります。1度目は赤羽病院にて、2度目は池袋病院にて手術を受けたのですが、いずれの病院も田舎から出てきた私には大都会の病院のように感じました。少し前ですが、たまたま池袋に用事で行った際にかつて入院した病院が現存するのか確かめたところ、高速道路の真下にひっそりと小さな病院が現在も変わらぬ姿で存在していました。


周囲の高層ビルに囲まれて当時の病院が小さくこじんまりした建物に見えてしまいました。近年、都心部のあちこちに大病院が増えてきましたので目の感覚が過去とは随分変わってきたのでしょう。現在住んでいる近くにも通いつけの個人医院から総合病院まで何箇所かありますが、たまたま今月通院した病院の規模の大きさには驚いてしまいました。病院というより寧ろ大企業のような雰囲気さえも感じました。


周辺にこのような巨大病院が存在することも此処に30数年住んで初めて知りました。先日ブログでも紹介しましたが、その巨大病院の初代理事長は有名な故徳田虎雄氏ですが、初めて通院した翌日に最上階の15階にある特別室にて86歳で逝去されました。その後、パリ五輪の体操競技で病院の体操クラブの2人の選手が優勝の金メダルを獲得したことを故人がご健在であればどんなに喜んだことでしょうね。本日は終始病院の話でした。




2024年10月17日木曜日

ホールディング会社

近年、事業承継を税制上の優遇措置も踏まえてスムーズに行うために持ち株会社へ移行される会社様が多く見られます。親会社であるホールディング会社の下に各事業会社を位置付けて経営の自主性を持たせる目的で実施されるケースが殆どです。しかし、親会社に気を遣うばかりに事業会社としての革新性が失われる可能性もあります。社歴の長い流通業界の中にもトップダウン経営が改革を阻むことで業績が伸び悩む企業があります。

確かに各事業会社に独立性を持たせる意味では良いのですが、かつての事業会社のトップがホールディング会社で実権を振るう場合には思い切った企業改革がとん挫することも考えられます。 つまり持ち株会社のトップの権限が強いと事業会社でスピード感が失われてしまうこともあり得ます。大事なことは現場感覚を身に付けたトップが事業会社の経営にもCEOとして責任を持つべきです。執行権は事業会社のCOOに任せて全体の経営責任はHD会社が持つべきです。

会社の経営には失敗も付き物です。多くあるケースはCOOとCEOを勘違いして現場を知らない経営者によって業績が伸び悩むことです。CEOとCOOの信頼関係が重要だという事です。よくプロの経営者が企業再生のために経営改革に乗り込んでCEOやCOOの椅子に座ることがあります。いくら大企業の経営トップを経験してもカルチャーの違う業種で容易に業績を上げ続けることは不可能に近いと考えます。成長する会社と伸び悩む会社の特性はどこに違いがあるかを調査すべきです。

2024年10月16日水曜日

資産形成

最近、外国為替市場における円の動きがあまりにも極端すぎる印象を受けます。また同時に株価の変動に対する売買の頻度も日本経済に関係なく変動が激しくなっています。つまり短期売買で収益を上げる投資家が多いということなのでしょうか。これでは若者に資産を増やすために投資を勧めることも危険で難しいような気がいたします。プロの世界は損得が激しくても収益がプラスになれば良いのでしょうが、それでは安定株主は増えない傾向にあると考えます。

本来、株式投資は企業を育てるために長期にわたり株式を保有する株主の存在があって当たり前なのです。しかし単なる売買を目的に株主投資をする投資家が年々増えている現状では新たに資産形成のために投資を始める人にはあまりにも危険過ぎるようです。貧富の差が社会的に広がっているのは、投資で資産が増えて豊かになった人と投資もしないで預貯金が目減りする一方の国民の存在があるからだと考えます。

残念なのは日本の株式市場を動かしている資金の殆どが外国人投資家によるものだからです。日本の金融資産が年々増え続けているのも安全に投資ができる環境ではないからです。だから安全な投資として希少価値のある金への投資が世界的に増えているのかもしれません。新たな国内投資家を発掘するには税制を変えて少額投資家の資産形成を保護しなければなりません。中小企業の税制も同じことです。


2024年10月15日火曜日

選挙戦スタート

本日、次期衆議院選挙が公示され愈々選挙戦のスタートです。政治改革は議員である以上は何時でも必要なことなので個人的には争点の薄い衆議院選挙に感じます。というより、各政党とも急な選挙に準備すらしていない中での解散総選挙になったようです。本来、国民に信を問うならば早期に政策論争が活発に行われるべきでした。与党の都合と言えばこれまでに何度も解散総選挙を見てきました。

今、政治は国内外ともに課題が山積しています。しかし政権与党も党内で諸政策の意見が纏まっているかと申しますと、明確な方針が国民に見えているとは思えないのが現実です。現に1年以上も永田町では統一教会問題と政治資金の裏金疑惑ばかりが論じられてきたからです。若者が政治にもっと関心を持ってほしいと言われても、この有様では政治への興味が失せてしまうでしょう。

かつて経済は1流、政治は2流と言われても日本経済は世界的にも強かったように記憶しています。どうして政治が決断力と実行力が欠けてきたのかわかりませんが、一つはハングリー精神が政治の世界にも失われてきたのではないかと考えます。日本が内向き思想になってきたことで世界との競争も力を失いつつあるように感じています。是非、政治家の皆さんには世界の流れにもっと目を向けてほしいものです。

 

ペット

数日前から娘が帰省していますが、同行してきたトイプードルのモコちゃん(ペット犬)のはしゃぐ習慣は相変わらずです。娘のアパートでは物を取り出さないようにきちんと整理しているため、周囲を散らかしたり、いたずらをしないようですが、我が家に来るとあちこちにモノが手に届くので散らかしてばかりなのです。一旦、咥えたら逃げ回ってなかなか手放そうとしないのです。その根性が驚くほど強いのです。毎回来るたびにあと片付けに苦労させられると同時にどこへ運んだのか探すのも大変です。

同じトイプードルでももう一人の娘のベルちゃんはとても大人しく物静かですが、モコちゃんとは性格が全く対照的です。同じ雌犬同士ですが、モコちゃんのような活発な女性は見たことがありません。以前、チワワのリンちゃんを5歳から12歳まで飼っていましたが従順で素直でとても良い子でした。我が家に来た時には既に病を持っていましたが最期まで熱心に家族で愛情を注いだような気がいたします。人間も同じですが、子どもを育てる環境が如何に大切であるかを実感します。

ペット業界も今や人間よりペットの数が多いため様々なペット用サービスビジネスが流行っているようです。動物病院は勿論のこと、送り迎えのペット幼稚園をはじめ宿泊施設から美容施設まで人間の扱いと変わらないようです。たまたま娘の隣室の人がペット幼稚園を経営している方で色々と親しくなり今は顧客の一人となっているようです。こんな商売が都会では成り立つのだと感心させられる次第です。正直なところ年寄り夫婦の我が家では物静かな性格の方が好みです。

 

2024年10月11日金曜日

自伝の刊行「逆境へのドロップキック」

この度、人生で初めて自伝を上梓いたしました。実は長年自らの自伝として温めてきた原稿を家族への遺書代わりにと思いまして、随分前から印刷会社で製本を依頼していました。 しかし編集者がいなくて中々進みませんでした。

ところが幻冬舎の自費出版のサイトに釣られて参考に説明会だ けと思い受けたのですが、先方の女性営業担当者によるご熱心なセールスの末に、既に印刷会社へ依頼した作業費をお支払いして、この春に幻冬舎と出版契約を結びました。


編集者とのやり取りで約半年かかりましたが、漸く予定より2か月遅れで10月の出版へ辿り着きました。家族には反対することが分かっていましたので自費出版することは内緒でしたが、見本書籍が出来上がってから報告しました。 

私自身の事は家族でもすべてを知っているわけではないし、家族への遺書のつもりで書きました。まして他人様は私の事を知らない部分が多々ありますので、少し誤解を解く上でも自分自身というものを披露してみようという考えに至りました。

本日の午前中に無事に製本が届きまました。金融機関の方々や社内、親会社には事前に書籍の出版をお話をしていましたので、ご覧いただければ幸いです。生まれて初めて書籍を執筆しましたが、書籍を世に出すことの大変さを深く自覚した次第です。 

2024年10月10日木曜日

成長すること

 昨日は金融機関の方たちとの会食の機会がありました。支店長をはじめ現役バリバリの幹部の方たちと様々な歓談ができたことは大変有意義でした。私も長年会社の経営を担ってきましたが、金融機関の方々とのお付き合いは僅か数年に過ぎず、これまで数えきれないくらいのご担当の皆さん方と接触してきました。時代の変化と共に社会環境や企業を取り巻く環境も変わっていきますが、金融マンとして新天地でも一歩ずつ成長されることを期待する次第です。

何を自らの職業として選択するかはそれぞれ個人によって違います。政治家の方々も衆議院が解散すると議員の資格を無くしますが、政治家という仕事を続ける以上は再度選挙に立候補して議員を目指すことになります。一般のサラリーマンは会社を退職しない限り失業することもないので雇用は保証されます。しかし経営者は逆に雇用する側なので経営を維持して従業員の雇用を守らなければなりません。

「言うは易く行うは難し」で継続して雇用を守るためには企業を成長させなければなりません。経済は良い時もあれば悪化する時もあります。備えあれば患いなしで、仮に経済が悪化した時にも耐えられる経営基盤を構築していなければなりません。好況時も不況時も日頃の経営が杜撰だと倒産の危機に見舞われます。経営者は企業を絶対に倒産させない強い意志が必要です。自らの過去を振り返ってみて感じる次第です。


2024年10月9日水曜日

日本の教育現場

 少し前のNHKスペシャルですが、「日本の教育を変える」という意図の下、千葉県で民間出身の校長を採用して有名な進学校の県立高校へ赴任されてきたインド出身の元金融マンである人物の言動や考え等を通したドキュメンタリー番組を拝見しました。千葉県としては民間出身者でなければ現状の山積する課題は解決できないという狙いがあったようですが、赴任してきたインド人の校長の奮闘ぶりと実際に現場の教職員から起きる不満による悩みなどが分かり易く収録されていました。教育現場の現状を知る意味で良い機会でした。

この番組であらためて知ったことは、未だに変わらない日本の学校教育の現場でした。毎年、東大などへ現役合格を目指すために日夜努力を惜しまず働いている教職員たちの現状や学内でも受験勉強に明け暮れていた高校生の姿でした。全国の有名な高校では今でも学校同士の競争によって先生方や生徒たちが受験勉強に追われているのが現実です。塾や予備校の乱立もある中で、学校の在り方自体を考えさせられてしまうようなドキュメンタリー番組でした。グローバル経済では戦えない日本の現状も理解できます。

私が思うに、日本の「失われた30年」と言われる原因の一つには、日本の教育の在り方にあるような気がするのです。つまり文科省の学校教育政策が昭和以降も大きくは変わっていない現状が問題だと思うのです。学校現場に民間出身の学校長を配置しても国の教育方針が変わらない限り改革はできないからです。寧ろ放置されている教育現場は疲弊しているのが現状のようです。端的に言いますと英語教育でも生徒が学校を卒業しても英会話すらできないのが現状です。まだまだ日本の教育現場には課題が山積しているようです。

2024年10月8日火曜日

健康であること

 毎日いつも元気でいることは不思議で大変ありがたいことなのです。私も若い頃は何度か入院を経験しましたが、規模の大きい病院に行くと患者の多さに驚きます。全国津々浦々で同じような現象が普通なので実際に体験すると医療施設の重要性を感じます。

しかし毎日元気に過ごしていると、実際に入院することなど想像もしないものです。人間は生身なので人によって体質に違いがあり、病にかかる原因もそれぞれです。若い時には病院へ行く機会も少ないですが年齢とともに増えていくものです。

お陰様で私自身は高齢にも関わらず健康な方だと感じています。いつどのような災いに遭遇するか誰しも予測はつきませんので、少しでも想像力を働かせて、自分の身は自分で守る姿勢を忘れず身体を労わることが常日頃から大切ではないでしょうか。




2024年10月7日月曜日

いつまで続く政治と金の問題

 約1年前の今頃に政治資金の裏金問題がクローズアップされましたが、日本の政治はあれから1年国会内では政治資金の問題ばかりが連日のように議論されてきたような印象です。根が深い問題なのでしょうが、長年放置されてきた自民党の体質だったのでしょう。石破新政権は就任早々に突然の解散を決断しましたが、国民は石破政権に何を期待したらよいのか先行き不透明のようです。

石破総理は党内基盤が弱いので党内勢力のバランスを見ながらの政権執行を行うものと思います。政権発足時の支持率が高くないのも右往左往とした判断が見られるからだと考えます。私も実力や経験から外交上は石破総理を支持していましたが、日本経済のことを考えると高市氏の積極財政姿勢と成長のための金融緩和姿勢が評価できるように感じていました。

就任当初はマーケットも円高でマイナスイメージを持ち日経平均は大幅に下げましたが、金融緩和を継続する意向に市場も安心したのか円安が進み株価も回復してきたようです。幸いに企業業績も見通しが良いようなので思い切った経済政策を講じてほしいものです。日本の政治家は日本経済をどのように今後強化していくべきかを議論をしてほしいのです。

与党内や政党間での足の引っ張り合いだけでは海外からの投資も呼び込めないと考えます。日本全体の世界的地位が様々な側面で低下傾向にありますので、新政権には抜本的な日本の改革を期待したいところです。慎重な石破新政権には国民目線で国民に分かり易い政治を行ってほしいものです。日本の中流社会に元気を齎すような政策が実現されることを期待します。

2024年10月4日金曜日

国のリーダー

 民主主義国家では国のリーダーは任期を終えると代わるのが普通ですが、大国の中国やロシアのような権威主義国家ではなかなかリーダーが代わるのは難しいようです。つまり強権的なリーダーが内政的に不安定にならないように国家レベルで政治的にコントロールされているのです。経済は資本主義が当たり前の時代ですが、政治が民主主義になるには程遠く、専制的な古き時代を残しているのが現状のようです。しかし政治と経済は繋がっていますので、政治的な対立によって経済が混乱することはあり得ます。

日本の石破新政権がスタートしましたが、石破首相も長らく内閣から距離を置いていたためこれまでの個人的な発言が波紋を呼んでいるようです。理想と現実にはギャップがありますので、首相としての発言には持論を控えられた方が良いと考えます。マーケットが敏感に反応するのも石破首相の持論が政権の行方に不安感を抱いているからでしょう。総裁選挙で「日本を守る」と何度も主張されていましたが、国民的な視点で潔さを感じたのは私も同じです。しかし日本は議院内閣制なので勝手な言動はできないので安心とも言えます。

国と国が対立すれば軍事的に脅威となります。日本が目指すべきは周辺国と仲良くしてお互いに首脳同士が意見を交換する機会を常に増やすことだと考えます。国民レベルでは親交があっても政治の一方的な指令で閉ざすこともあるわけです。他国の政治体制を変えることはできないので、政治レベルで信頼関係を構築するしかありません。今世界を眺めると、極勢力が各国で台頭しているような気がします。周辺国との一触即発を避けるためにも外交に力を注いでほしいと考えます。軍事力を強化することに限度は無いので軍縮を考えるべきです。


2024年10月3日木曜日

第5次中東戦争への懸念

最近、にわかに中東戦争再来の危険性が問われています。1973年に第4次中東戦争が収束してから50年の月日が流れています。すべて中東地域内での戦争の勃発によるものですが、今回も中東情勢次第では最悪の場合、第5次中東戦争にも発展しかねないとも言われています。青春時代に中東戦争によってオイルショックを経験し、中東の産油国からの原油の輸入が滞り日本経済が大打撃を受けて大不況に陥ったことを今でも鮮明に記憶しています。

ロシアとウクライナの戦争も相変わらず続いていますが、ニュースの焦点は緊迫した情勢の中東地域に移っています。私の記憶ではイスラエルのペギン首相(当時)とPLOのアラファト議長の長い戦いを和解して固い握手をした模様が記憶に蘇ってきます。50年後再び双方ともに戦火を交えているのですが、歴史は再び繰り返されているようです。つまり中東情勢は時代的に考えても全く進化していないような気がいたします。

ロシアとウクライナも同様に報復合戦が止みませんが、戦争を始めると共に報復が絶えません。当事者同士で解決することは不可能なので、国連を中心としたり、周辺国が努力しなければ戦争は収束しません。残念ながら国連の安保理が機能不全なので和解への道が拓けないのです。最重要なのは安保理の改革なのですが、問題視されているにも関わらずなかなか進展しません。米国も大統領選を控えているのでそれどころではないのが現実です。

 

2024年10月2日水曜日

少子化対策の一つ

 先日、少子化対策の一環として東京都が、男女の出会いの場を行政自ら提供する試みが報道されていました。素晴らしいアイデアだと思いました。近年、結婚しない、できない男女が増えていると言われていますが、実際は出会う機会が少ないのが現状ではないでしょうか。

かつては社内結婚が多かったり、周囲で世話をする仲人の存在があったりしましたが、時代が変わり、世代間の考え方も変わり、以前のような手法は世間でも流行らなくなりました。学校を卒業して就職すると年齢を重ねるのもあっという間です。出会いの機会は作られるべきです。

もっと早くから行政が積極的に男女の出会いの場づくりを手がけていれば、今日のような未婚化や少子化の歯止めに少しはブレーキが発揮できたのではないでしょうか。韓国政府も少子化の将来に危機意識を真剣に持ち、政府を挙げて積極的に行動が始められているようです。

近年は離婚も再婚も増えていますが、再婚の場も行政が設けることで素敵な出会いがあるかもしれません。有料の民間の出会い系サイトは様々ありますが、注意してアクセスしない人が多いことを考えなければなりません。多くの人が素晴らしい家庭を作ってほしいものです。

2024年10月1日火曜日

10月1日

10月1日、弊社も今日から社名が新しく変わりました。名実ともに世間にも誇れるような企業グループの一員としてこれから先は自覚していかなければなりません。自民党の石破内閣も今日からスタートしました。メディアでは新内閣の紹介と中国や韓国政府の反応を紹介していました。為替は朝から円安に振れて株価も反転して前場から日経平均は上昇しました。良いことづくめでしたが、めでたいことばかりではなく、我が家は今晩から私一人の生活がしばらく続きます。

会社のブランド形成には20年前から色々と取り組んできました。中小企業の場合、ブランド力が無いので様々なビジネスの場で不利な条件を背負わされます。人である人材・物としての技術力・金としての資金力などすべてにおいて究極的には大手に負けます。長年苦労したからには勝てない企業経営にはしたくなかったのです。今日、ブランド化が漸く実現できました。石破新内閣も日本国のために尽力して海外に誇れる政権基盤を築いてほしいものです。

 地政学的にも政治リーダー同士の信頼関係、外交による日中関係、日韓関係の維持は大変重要です。米国へ一方的に依存する外交姿勢は徐々に変えていかなければなりませんし、石破内閣の試金石はこれから発揮されていく道筋になることを希望します。「人間万事塞翁が馬」はいつもブログのテーマに掲げている言葉ですが、身の回りに何が起きるか分からないのが人生です。与えられた境遇にうまく適合していくしかありません。