2024年10月3日木曜日

第5次中東戦争への懸念

最近、にわかに中東戦争再来の危険性が問われています。1973年に第4次中東戦争が収束してから50年の月日が流れています。すべて中東地域内での戦争の勃発によるものですが、今回も中東情勢次第では最悪の場合、第5次中東戦争にも発展しかねないとも言われています。青春時代に中東戦争によってオイルショックを経験し、中東の産油国からの原油の輸入が滞り日本経済が大打撃を受けて大不況に陥ったことを今でも鮮明に記憶しています。

ロシアとウクライナの戦争も相変わらず続いていますが、ニュースの焦点は緊迫した情勢の中東地域に移っています。私の記憶ではイスラエルのペギン首相(当時)とPLOのアラファト議長の長い戦いを和解して固い握手をした模様が記憶に蘇ってきます。50年後再び双方ともに戦火を交えているのですが、歴史は再び繰り返されているようです。つまり中東情勢は時代的に考えても全く進化していないような気がいたします。

ロシアとウクライナも同様に報復合戦が止みませんが、戦争を始めると共に報復が絶えません。当事者同士で解決することは不可能なので、国連を中心としたり、周辺国が努力しなければ戦争は収束しません。残念ながら国連の安保理が機能不全なので和解への道が拓けないのです。最重要なのは安保理の改革なのですが、問題視されているにも関わらずなかなか進展しません。米国も大統領選を控えているのでそれどころではないのが現実です。

 

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