2024年10月16日水曜日

資産形成

最近、外国為替市場における円の動きがあまりにも極端すぎる印象を受けます。また同時に株価の変動に対する売買の頻度も日本経済に関係なく変動が激しくなっています。つまり短期売買で収益を上げる投資家が多いということなのでしょうか。これでは若者に資産を増やすために投資を勧めることも危険で難しいような気がいたします。プロの世界は損得が激しくても収益がプラスになれば良いのでしょうが、それでは安定株主は増えない傾向にあると考えます。

本来、株式投資は企業を育てるために長期にわたり株式を保有する株主の存在があって当たり前なのです。しかし単なる売買を目的に株主投資をする投資家が年々増えている現状では新たに資産形成のために投資を始める人にはあまりにも危険過ぎるようです。貧富の差が社会的に広がっているのは、投資で資産が増えて豊かになった人と投資もしないで預貯金が目減りする一方の国民の存在があるからだと考えます。

残念なのは日本の株式市場を動かしている資金の殆どが外国人投資家によるものだからです。日本の金融資産が年々増え続けているのも安全に投資ができる環境ではないからです。だから安全な投資として希少価値のある金への投資が世界的に増えているのかもしれません。新たな国内投資家を発掘するには税制を変えて少額投資家の資産形成を保護しなければなりません。中小企業の税制も同じことです。


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