2024年10月30日水曜日

素直さと謙虚さ

自公政権において永田町の論理と国民感情のかけ離れた現況が先の衆議院選挙の結果に反映されたように思われます。政治も失敗しないと自分たちの誤りに気付かないものです。松下幸之助の教えに「素直になる」という言葉がありますが、政治も素直な気持ちで国民の声に耳を傾けないと国民から支持されないことになります。内閣支持率が低迷するのは何が原因かを謙虚に辿らなければ今回のような選挙における大敗に繋がるのです。

従業員に支持されない企業経営であれば企業はとっくに潰れています。社歴が長い企業は顧客からも取引先からも従業員からも支持されてきたから今日まで生き残っているのです。近年、政治家ではなく政治屋が多いと言われるのも庶民から本当の政治家として尊敬されていないからです。今回も自公政権において政治資金の裏金問題をすり抜けようとしている姿に国民の怒りが爆発したものと考えます。

石破新政権も政治資金の裏金問題を衆議院選挙大敗の原因だとして続投することになりましたが、今後党内でこの問題はしこりを残すことになるでしょう。この際はもう一度自公政権を立て直すつもりで野党の意見にも謙虚に耳を傾け、国民が何を求めているのかを党派を超えて考えるべきだと考えます。今後、党内を纏められるかどうかが石破政権の命運に懸かると思われます。政策の遂行において波乱が起きないことを祈るばかりです。

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