2024年10月25日金曜日

人的資源

 激変するビジネス社会において次世代リーダーをどのように育てるかは各企業が課題として考えていることです。最近はサクセッションプランというものが取り入れられて事業承継がスムーズに遂行できるように人材育成が行われているのです。育成方法は色々ありますが、私の経験上、20代半ば(つまり入社して3年目くらい)頃から外部の異業種交流会など重要人材が多く集まる場に参加させて切磋琢磨させることが大切です。早いに越したことはありません。

大企業にいると社内人材ばかりを目標として参考にしますが、異業種交流では様々な人材に出会うことで客観的な視野の広がりも体験できます。私も最初入社したのは大企業でしたが、社外の多くのステークホルダーとの関係構築で様々な場面でのビジネスの対処の仕方を覚えました。会社を立ち上げようと考えるならば、財務会計の知識は勿論のこと、対外的な折衝能力を身につけなければ会社の成長を軌道に乗せることも維持することも不可能です。

しかし企業には事業承継時期は必ず訪れますから2代目、3代目の候補となる人材を立て続けに育成していかなければなりません。後継人材の選定は難しいために早くから水面下で候補となる人材を競わせることが必要です。と言ってもその気になる人材の発掘は容易ではありません。見込みのある人材は入社当時から自分自身で大志を抱いています。つまりハングリー精神に富んでいる人材を見極めることが上司には必要となります。豊富な人的資源を持つ企業が必ず勝利します。


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