2025年4月9日水曜日

主権と領土

ロシアとウクライナ、イスラエルとハマス間の戦争は停戦すらなかなか難しいのが現状です。戦争は当事国のどちらかが敗北を宣言しない限り、双方で攻撃を続けている限り終わらないのが現実です。日本は太平洋戦争で300万人の尊い国民の命を犠牲にしました。ポツダム宣言後の協議で日本は戦勝国(米国・ロシア・イギリスなど)によって領土が区分けして分割される話も出たようですが、米国が原爆投下も含め日本を一国で占領したので分割を逃れたようです。

なぜ戦争をするかと自分なりに考えますと、侵略して敵国の領土をものにして支配したいからです。民主主義国家は領土の返還にある程度の理解がありますが、ロシアや中国などの権威主義国家は思想的に隣国の独立を阻み、自国領土の拡大を目指します。台湾が独立することは中国として軍事力を使っても阻むので、台湾が中国本土と紛争を起こさないことを我が国に飛び火しないためにも願いたいものです。我々素人考えからすると、なぜ領土が現状維持で隣国と平和的な関係をつくらないのかとまったく不思議です。

太平洋戦争で敗戦した日本も領土が戦勝国間で分割されていたならば今日の日本は存在しない訳です。たまたま民主主義国家の米国が占領したので、日本の主権を回復するため領土が返還されたのです。ロシアや中国のような共産主義国家が日本の領土を占有していれば日本の独立はあり得なかったかもしれません。言わずもがな戦争には加担しないことが領土を守る上で肝心な姿勢なのかなと考える次第です。過去の過ちを忘れないで日本は世界の和平活動にさらなる尽力をすべきです。

ハトの話

この頃、繁殖期なのかハトがマンションのベランダに止まるようになり、油断をすると巣をつくるのではないかと妻が心配しています。以前、ベランダに添えつけてあるエアコンの室外機の裏に巣を作ろうとしていたことがありました。妻もその嫌な出来事がトラウマとなり、今でも毎日ハトのことが気がかりになっているようです。かつてマンションが新築だったころに階上の方がベランダで野外のハトに餌をあげていました。暫くしてその方は引っ越しましたが、空き家になってからも習性なのかハトが階上のベランダに来るようになりました。 

階下の人から我が家でハトを飼っているのではないかと勘違いされたことがあり、我が家もハトの鳴き声でうるさくて困っていると申し上げたことがあります。ハトの習性も本能なのか誰に教えられたわけでもないのに代々遺伝子で行動まで引き継がれているように感じます。一方、10年くらい前の冬にメジロが突然植木鉢にやってきたことがありました。メジロは小さくて可愛いので毎日来るようにミカンを餌にしてやってくるのを楽しみにしていましたが、年が変わると遂に来なくなってしまいました。

メジロが来るのを楽しみにしていると、突然大きなヒヨドリがミカンを目当てにやってきたりして苦手なメジロは遂に接近してこなくなりました。人間のわがままでしょうが、昔から鳥でも好き嫌いがあるようです。ゴミ収集所に群がるカラスなどはもっと嫌いですが、やはり人間も赤ん坊の頃は可愛いのと同じように、小さな鳥や他の動物も小さい時は可愛いですね。鳥も繁殖期に子孫を残すために必死なのでしょうが、マンション生活ではこの時期のハトも厄介な存在に感じます。ハトから見ると人間の方が厄介な存在なのかもしれません。

2025年4月8日火曜日

新時代に向かって

   先日、都内のある社交の場で「近い将来、スマホがなくなる」という内容で上梓された著者とお会いしました。私も同じように、将来スマホはスマートグラスに変わるだろうと時折考えていましたので、ご本人から昨年6月に出版された書籍をプレゼントされた時は驚きました。しばらく積読にしていましたが、内容が気になっていましたので今日からページをめくりました。なかなか興味深いので時間も忘れて読み進めています。

スタートは日本が何故失われた30年という歳月を歩まざるを得なかったのかという分析説明から始まったので私の脳裏にもスムーズに浸透しました。つまり、著者が世の中の時代背景を紐解きながら文面を構成されていたからリアリティを感じることができました。私も遅れているかもしれませんが、その中で空間を送受信するという新しい先進的技術を使ったデバイスの開発が世界中で進んでいるということを知りました。

近い将来、空間コンピューティングの世界が接近しつつあることを著者は語っていました。日々テクノロジーが進化している中でApple Vision Proのご紹介はとても分かり易く、新しい時代の幕開けが遠くないことを感じた次第です。詳しいことはこの書籍を読めば理解できますので是非手に取ってご覧ください。著者も日本再興のチャンスだと話されていましたが、バーチャルの世界で日本独自のプラットフォームが世界展開推されることを期待します。     

2025年4月7日月曜日

親子のやり取り

次女が漸く結婚して、昨年末に配偶者の転勤のため都内から愛媛へ夫婦で引っ越しました。娘も大学を卒業して長年勤めた会社を退職し、現在は無職で専業主婦として過ごしているようです。毎日、妻と電話やLINEのやり取りばかりしているようですが、夫婦の様子は逐次細かい事まで妻から聴いています。結婚前の付き合い期間が短かったせいか、結婚して相手の知らなかった部分を知るたびに妻へ伝えているようなので私自身も配偶者の特徴が漸く分かってきました。

最初は家庭の事情も年齢差もあり私たちも少しは心配していたのですが、私自身も結婚当初は妻の実家に同じような不安感を抱かせていたのではと思われます。お互いに他人同士で育った家庭環境も違うので人としての特徴や性格が異なるのは当たり前です。ちょうど付き合い始めてから結婚生活を含め1年くらいでしょうか、新婚として夫婦生活の滑り出しは順調のようです。寧ろ、私自身の新婚の頃よりお互いに仲が良いのではないかと感じたりします。

我々も結婚して47年になりますが、夫婦で長年暮らすと不思議なものでお互いに似た者同士になります。若い頃はお互いに気を遣うこともあり内心負担に感じることもありますが、歳を取ったせいか全く内心負担に感じることは無くなります。我々の夫婦の関係も娘から配偶者に色々と伝わっていると考えますので、自然に打ち解けるお互いの関係が構築されるものと思われます。かつては現在のように毎日のやり取りは不可能でしたが大変便利になりました。



2025年4月4日金曜日

大国の強権

米国トランプ大統領の一存で世界経済が震撼するような貿易の仕組みは今後改善されるべきだと考えます。TOC理論に当てはめると一方的な相互関税が貿易のボトルネックになるのであれば、敢えて大国との貿易に極端に依存しないで、安定するまでには時間はかかりますが、諸外国で小さく分けて貿易を行う経済連携協定を締結してはどうでしょうか。協定に基づく自由貿易であれば今回のように大騒動にはならなくて済みます。

今朝もあるゲストの方から「小さく分ければうまくいく」というTOC理論に基づく書籍を上梓されたとのご紹介がありました。上手く回らない経済にはボトルネックが必ず存在します。トランプ大統領による各国別相互関税の一方的な通商政策の発令には世界中の国から批判が出ています。このような経済の混乱を招くような強引なやり方には先進国が結束して反旗を示すべきです。

戦争にしても同様のことが言えます。大国の一方的な侵略に対しては小国が結束して経済制裁を続けるべきです。これまでのように大国の強権による経済混乱に巻き込まれないためにも、諸外国同士による経済連携協定を結んで公平な通商貿易を実施すべきです。一国の横暴に不安感ばかり抱いても世界経済において何の解決にもならないと考えます。先進国のリーダーの行動に期待します。


2025年4月3日木曜日

CEOになるため

毎朝clubhouseでは様々な経営に関する教養や知識を聴く機会が提供されています。数日前は新年度や新会社のスタートに向けての心がけについて意見交換がありました。日本の企業も四半期毎に業績を精査しますが、米国の企業では新年度早々から90日プランを立てて実行するようです。つまり外資系企業では外部からCEOが招聘されることが普通で、CEO候補は入社前から90日プランを立てて入社後すぐにプランを実践するということです。

つまりCEOにとって結果がすべてだからです。先ずは新年度への期待と現状とのギャップをSWOT分析し、戦略ビジョンを立てて、四半期計画を遂行します。常に計画と実績を対比して弱みを強みに変えていくために新たな戦術を練りながら実践を重ねていきます。ポイントは新年度に入ったらジャンプスタートを切れるように事前に90日プランを準備をすることです。多くの日本企業は最初の第一四半期からジャンプスタートを切る気迫が不足しているようです。

また業績を高めるには、ニューマネージャ・アシミレーションというマネジメント手法を実践しなければなりません。新年度になると人事異動によって新しい組織が動き出します。チームメンバーや上司と部下の相互理解を深めることを目的に、チームリーダーがいない場でメンバーがチームリーダーについて意見を言い合い、その内容をチームリーダーにフィードバックしていく組織開発の手法です。今回も大変勉強になりました。



2025年4月2日水曜日

楽しみ

今日は私の誕生日でした。朝起きて買い物へ外出したりして、あっという間に一日が過ぎ去ろうとしています。ソメイヨシノ桜の花も雨天続きで、絶好の花見日和の到来は何時になるのでしょうか。なかなか明るい話題が少ない今日この頃ですが一つ嬉しいテレビ番組のお知らせがあります。

土曜からBS4Kで「大草原の小さな家」が再び始まるのです。我が家でもDVDを買い込んでいますが、正直なところ面倒であまり見ていません。やはりテレビ放送で直に観るのとはでは随分違うと思うわけです。なぜなら自分の愉しみだけでなく、多くの視聴者と一緒に楽しめるからではないでしょうか。 

実はコロンボ刑事も同じBS4Kで最初から放送され始めました。第一回目を観ましたが、コロンボ刑事の若い頃が非常に印象的でした。不思議なのですが、推理物や探偵物の番組は何度見ても飽きないところがあります。まったく自慢にはなりませんが、私ほどサスペンスドラマを観る人も少ないのではと思ったりします。

2025年4月1日火曜日

新社会人の皆さんへ

本日、入社を迎えられた新社会人の皆さん、入社おめでとうございます。未来に向かって希望を抱きながらご自分の人生を切り拓いていってほしいと思います。若いということは皆さんに与えられた唯一の特権です。人生は長いようであっという間に歳月は過ぎ去ります。自分の写真を過去と比較すると年齢とともに変化する自分の素顔を実感します。「歳月人を待たず」という諺がありますが、どうかご自分の人生の一日一日を大切に過ごしてください。

社会に出ると世代間のギャップを感じることがあります。それぞれの育った環境や時代背景の違いで考え方が異なることも有りますが、他者の考え方にあまり批判的にならず、寧ろ違いをポジティブに受け止めたいものです。価値観の相違も感じるでしょうが、人それぞれの価値観をなるべく尊重するように努めましょう。初対面で人と話すことは難しいですが、人の話を聞くことで様々な知識を得たり人の特徴を知ることができます。

ビジネス社会では学生時代と比較すると遥かに多くの多様な人たちとの接点があります。様々な人に揉まれる環境に接することで処世術も徐々に育まれます。私は若い頃に毎日の日課として、必ず新しい人と会って名刺交換するようにしていました。初対面で一度限りの人もいますが、必ず一人でも後々連絡を取り合える人を探すようにしていました。人脈を築くには人と人との長い付き合いが必要です。皆さんのこれから先の行動力に期待しています。